BRUCE HIBBARD / NEVER TURNIN’ BACK

CCM界きっての幻が付く大名盤。

あまりのクオリティーの高さに、どのお店でも推薦盤として扱われてきた。

ブルース・ヒバードが80年に発表した2ndアルバムである。

まずCCMというはContemporary Christian Musicの略である事を知った上で、キリスト教に特化している現代的音楽だと思って頂ければ良いと思う。

日本では一部のカルト的なものを覗いては、さほど宗教についてピックアップされるがはないと思うのだが、やはり外国ともなればキリスト教に限らず熱心な信者が多い。

故に”神”を表す言葉としてGod, Kingはもちろん Father, Lord, the Diveine, Creator ,Jesus, Christ, Messiah, Savior, Our Lord, You, Heと歌詞に用いられる事が多い。

“You”という言葉は「イエス・キリスト」を指したりもするようだ。

そのような音源ではあるが昔は教会などでしか購入が出来なかったようだが90年代以降エイミー・グラント等の音楽がラジオで流れてヒットしてからというものの、現在ではマーケットとしても無視出来ない存在になっている。

CCMというのは基本的に激しいサウンドを志向しないので、歌詞を除いた「音作り」という点に関してはAORと何ら変わらない傾向がある。

本作の発表が80年という事が一般的にはあまり知名度が無い原因だろうか。

ただし内容、楽曲の質があまりにも素晴らしいので冒頭で書いた”幻の”名盤になってしまった。

しかしまぁ最初から終わりまで気の緩みが一切見られず、そうかと言って肩に力入れて聴くようなサウンドでもない。

ソフィスティケイトされた楽曲の宝庫である。

プロデュースも務めているギタリスト、ハドリー・ホッケンスミスとの共作がほとんどなので、彼の担った役割の大きさという意味でも非常に重要な作品であろう。

92点