DONNY HATHAWEY / LIVE

スポンサーリンク

Live
サガワ的にはマーヴィン・ゲイと並ぶソウル界の二大エロ声ボーカリストの一人、ダニー・ハサウェイによる最大のヒット作。
スタジオ盤も良いが、それ以上に熱量が伝わってくるのはライブ盤ならではの魅力がある。


まず最初に申しげておきたいのが、私個人としてはライブ盤が好きではない。
当たり前だがスタジオ盤よりも音質が劣ることが多い上、オーディエンスの歓声も含めて楽曲としては聴きづらいからである。
繰り返し聴こうという気になれないのだ。

だが、ライブ盤の中には ロックでいうキッスやファンクでいうジェームス・ブラウンのように、スタジオ盤を凌駕してしまうぐらいの内容を収めた名盤作品を残しているミュージシャンもいる。
ダニー・ハサウェイもその一人ではないだろうか。

1曲目のド頭からWhat’s Going Onを取り上げている点に注目したい。
このライヴ盤自体のリリースは72年だが、レコーディングは1971年の8月〜、マーヴィン・ゲイのオリジナルリリースが1971年の1月なので、原曲のリリースから半年ちょっとでカバーされたということになる。
通常カバーをする場合、そのミュージシャンが影響を受けた楽曲やアルバムやライブの全体構成を考えた時の幅を拡げるためにセットに加えられることが多いゆえ、なかなか注目も集まりにくかったり、オリジナルは超えられないのが定説となっているが、ダニーがカバーしたWhat’s Going Onはオリジナルにも引けを取らないダニー流として認知されるぐらい素晴らしい出来になっている。
オリジナルに忠実というよりも、あくまでダニー・ハサウェイによる解釈でのカバー。
この曲を取り上げた意味を想像したり、2曲の違いを聴き比べてみるのも面白いと思う。②The Ghettoやウィリー・ウィークスによるベースソロが聴ける⑧Everything Is Everythingなどは必聴。
その他、キャロル・キングの「You’ve Got a Friend」やジョン・レノンの「Jealous Guy」なども収録。

 ダニー・ハサウェイはウーリッツァー(エレクトリック・ピアノ)の使い手としても有名で、ジャジーなエッセンスに独特のボヤッとした音色には癒される。
参加メンバーもフィル・アップチャーチ(G)、コーネル・デュプリー(G)、マイク・ハワード(G)、ウィリー・ウィークス(B)、フレッド・ホワイト(Dr)など抜かりなし。(EW&Fを仕切るホワイト兄弟の弟、フレッドは当時16歳というから驚く!)

98点

スポンサーリンク

シェアする

フォローする