HARPERS BIZARRE / FEELIN’ GROOVY

feelinggroove
プロデューサーのレニー・ワロンカーを中心に、レオン・ラッセル、ヴァン・ダイク・パークス、ロン・エリオットなどウエスト・コーストを中心とする名ミュージシャンがアレンジや演奏を手がけて作り上げた魅惑の「バーバンク・サウンド」。


ビシッとダブルのジャケットを着こなし、こちらに向かって自然な笑顔で微笑みかける姿は絶対悪いことをしそうにない(笑)
よくミュージシャンの間では「性格が音や演奏に反映する」と言うのだが、彼らも見た目通りの優しい、エバーグリーン、ドリーミーという言葉がピッタリの「バーバンク・サウンド」と呼ばれる基礎を築いた。

プロデュースはレニー・ワロンカー、アレンジャーにランディ・ニューマン、レオン・ラッセル、ペリー・ボトキン・ジュニア、ロン・エリオット。

サイモン&ガーファンクル(S&G)好きなサガワとしてはどうしても目がいってしまうアルバムのタイトルにもなった⑤59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy)もレニーが用意した楽曲だという。(アレンジはレオン・ラッセル)

フォーク・ロックの頂点に君臨するS&Gのオリジナルに比べて美しいコーラス・ワークなどで真逆の派手な方向性へシフト。
結果的にレオン・ラッセルのアレンジは吉と出た。

ヴァン・ダイク・パークス作の①Come to the Sunshineは作者本人もピアノで参加。
ペリー・ボトキン・ジュニアによる様々な楽器を用いた万華鏡のようなアレンジは映画音楽のようにコミカルで楽しい。
そう、このアルバムはハートウォームでありながら楽しく明るい気分にさせてくれるようなサウンドが特徴的なのだ。

続く②Happy Talkはロジャース&ハマースタインの1949年作というアメリカン・ポップ・クラシックスとも言うべき古い作品を①同様ペリー・ボトキン・ジュニアのアレンジが光る。
「映画音楽のよう」と記したが、楽曲によって様々なスタイルを1枚に纏め上げた面白い作品だと思う。

81点