大橋純子 / RAINBOW

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小柄ながらソウルフルで圧倒的なパワーと歌唱力で活躍してきた大橋純子さん。
彼女のファンであるサガワとしてはどのアルバムも好きなのだが、中でもバンド時代(with美乃家セントラルステイション) のアルバムが強烈なイメージがある。

一般的に純子さんのイメージといえば来生たかお氏作曲のヒット曲「シルエット・ロマンス」が有名なので、歌謡(ニューミュージック)バラードの歌い手としての印象が強いが、 彼女の魅力を堪能するにはそれだけでは勿体ないぐらいである。

もちろんシルエット~は、たくさんのカバーもされているし、屈指の名曲である事は間違いない。
文句なくイイ曲だ。

そこで77年発表の本作。
バンドとして脂が乗っている事を感じさせてくれる好アルバムである。

①シンプル・ラブからブチかましてくれます。
グルーヴィーなカッティング・ギターが冴え渡り、エンディングには満を持してシャウト!
続く②フィール・ソー・バッドは大橋純子流ファンク・チューン。
粘っこい演奏とヴォーカルが堪らない。
この突き抜ける歌い方は天下一品の切れ味がある。
今も昔も日本人では数少ないソウル、R&B、ファンクを歌える”本物”のヴォーカリストだと思う。
そして圧巻は⑤ナチュラル・フーズ。
どこかで聴き覚えのある(?:笑)楽曲だが、この押し寄せるパワー感は凄まじい。
作曲した土屋昌巳氏はやはり奇才だ。(しかもサビが延々”ナチュラル・フーズ”の一点張り!)

後半は前途は打って変わってミディアム・ソングが素晴らしい。
⑦レイニー・サタディ&コーヒー・ブレイクや⑩季節のない街角で、M−11今シルエットのように、などAORファンも充分楽しめるのではないだろうか?

日本人にも(しかも40年以上前)こういうヴォーカリストがいるんだという誇りが持てる作品。
92点