PAUL DAVIS / COOL NIGHT

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素晴らしい音楽って人の感情に訴えかけてくると再認識させられる1枚。
甘い歌声に爽やかなサウンド・・・。それとは裏腹にアメリカの良心とも思えるルックス。
2008年に60歳で亡くなったポール・デイヴィス。

1969年デビューのポールには真っ先に77年にヒットを放ったI Go Crazy(全米7位)が挙げられる。
この曲は今では考えられないが、なんと40週もの間チャート・インするという記録を持っていた。
日本では前作「Paul Davis(邦題:パステル・メッセージ)」と本作が最も有名である。

I Go Crazy程のヒットではなかったが、本作は何と言っても①Cool Night、この曲につきる。
彼の魅力がこの曲に凝縮していると言っても良いだろう。
哀愁を帯びた雰囲気は辛い時の気持ちをよく表している内容で聴いているこちらも涙もの。
その他⑦’65 Love Affairのようなヒット曲もあるが純粋でお洒落なポップスを楽しむなら、やはりアルバムトータルで聴いて頂きたい。
一連のデヴィッド・フォスター関連やスティーリー・ダンのように超有名スタジオ・ミュージシャンも集めたわけでもないが、手作り感があって実に温かい作品だ。

ちなみにこの時代AOR=お洒落に合わせるかのように日本盤向けにジャケットの差し替えが頻繁に行われているが本作もその中の一つ。
最近リイシューされた盤ではオリジナルに戻って、ご本人が登場している。
78点