THE FREE DESIGN / Heaven Earth

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ジャジーで高度なコード進行からイージー・リスニングの枠にも入るようなサウンドが特徴のフリーデザイン最高傑作と言われている69年発表の3rdアルバム。

ストーリー

フリー・デザインのメンバーは作曲と編曲も手掛けるクリス・デドリックを中心に長男のブルース・デドリック、長女のサンドラ・デドリック、前作からは妹のエレン・デドリックも加えたデドリック兄弟4人組によるニューヨーク出身のグループ。

デビューの後押しをしてくれた音楽家の父や叔父を持ち、全員が音楽の教育をしっかり受けている故に楽器も自分達で演奏したりもしているので、コーラス専門グループでない事は確かだ。

サウンドについて

冒頭ではリコーダーにヴォーカルが絡む非常にゆったりとしたスタート。

通常アメリカのアルバムの場合バラードであっても「最も聴かせたい楽曲を最初の1曲目に配置する」のが鉄則となっているのだが、そんな流れを無視して(笑)制作した事は明白である。

②Now Is the Timeが流れて「おっ!」と目覚めるので、この曲をトップ・リコメンドに推したい。

どうやら「特定の楽曲をシングルで」というよりも、やはりアルバムをトータルで聴くコンセプトで作られているのだろう。

ソフト・コーラス・グループとしては王道のイージー・リスニング調楽曲が多い。

⑥2002 A HIt Songも疾走感のある王道ソフト・ロック路線でカッコ良いのだが、突如登場するファズ・ギターをフィーチャーしたロック要素満載の続く⑦Summer Timeは若干戸惑いが・・・・。

ミュージカル「hair」の⑧Where Do I Goやアコースティックなピーター、ポール&マリーのカバー⑨Hurry Sundownなども収録。

アルバム全体としてはイージー・リスニング的楽曲はキャッチーさやメロディーのフックに欠けるので、さらっと聴く分には良いのだが苦手な方もいるかも知れない。

音楽的レベルは非常に高くクラシック的方法で楽曲が構築されているのだが、個人的好みを言わせてもらえれば、アルバム全体に統一感があって楽曲もまとまっている方が好きです。

なかなか評価しづらい作品だが、音楽的偏差値と売上はもちろん、難解さは別の話ということを再認識する。

76点

データ

1969年:アメリカ(Project 3 Total Sound ‎– PR 5037SD)
プロデューサー:イノック・ライト

1. My Very Own Angel
2. Now Is The Time
3. If I Were A Carpenter
4. You Be You And I’ll Be Me
5. Girls Alone
6. 2002 – A Hit Song
7. Summertime
8. Where Do I Go
9. Hurry Sundown
10. Memories
11. Dorian Benediction

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