音楽バカ、サガワによる音源のレビュー。

竹内まりや / VARIETY
デビューから一貫して高水準のアルバムを発表し続け、CMやドラマ、映画主題歌などに多くの曲が起用されるなど主婦だけでなくポップス・ファンにも評価される竹内まりや。
2010年代以降、80年代のリアルタイム世代から、それに影響を受けた10年代...

大滝詠一 / A LONG VACATION
アルバムとしての作詞・作曲・編曲と楽曲全体のクオリティ、ヴォーカルと演奏のパフォーマンス、ジャケットのアートワーク、さらには音質面も含めてシティ・ポップのみならず日本のポップス史上最も重要な1枚。
大滝詠一氏最大のヒット作で現在も収録...

THE SUPREMES / The Supremes Produced And Arranged By Jimmy Webb
ヴォーカルにジーン・テレルを迎えた新生スプリームスがソフト・ロックファンにはお馴染みの大作曲家ジミー・ウェブとタッグを組んで作られたモータウンきってのハーモニー・ポップが楽しめる1枚。
カッコイイ、センスの良いジャケットはAORファン...

GRAHAM DEE / MAKE THE MOST OF EVERY MOMENT
グレアム・ディー。一体どのぐらいの方がこの名前をご存知なのだろうか。
数あるAORのガイド的な本やネット記事でも見かける事が少ない、これぞ「知る人ぞ知る」存在だ。
しかし、知名度に反して内容は充分、いや、それどころか本作に関して...

Daryl Hall & John Oates / Daryl Hall & John Oates
ホール&オーツの長い歴史の中でもピークはヒット曲を連発していた80年代にあると思うし、デヴィッド・フォスターが絡んだ2作品『Along the Red Ledge』と『X-Static』よりも個人的にAOR的な美味は本作にあると思っている。...

TOM WAITS / Closing Time
酔いどれ詩人、奇人とも称される唯一無二のビター・ヴォイスの持ち主、トム・ウェイツの1973年デビュー・アルバムは今となっては紛れもなくウェストコースト・サウンドを代表する名盤中の名盤。
何がそんなに人々の心に響くのか。
酒ヤケし...

ERIC CLAPTON/ 461 Ocean Boulevard
まさかエリック・クラプトンをここで取り上げるとは思ってもみなかったのだが、とある方がきっかけで聴いたアルバム。
改めて聴いてみると、力感の無いリラックスしたサウンドは耳に心地よく、ジャケットの雰囲気も良く合っている(ジャケットに写る家...

TODD RUNDGREN / Something/Anything?
トッド・ラングランほどカテゴリー分けするのが難しいミュージシャンもあまりいない。
ボブ・ディランのマネージャーを務めたアルバート・グロスマンに見出されたことから、彼が設立したベアズヴィル・レコーズよりデビュー。
その時々で自身の...

BRYN HAWORTH / PASS IT ON
英スワンプ・シーンから路線変更し、ソフィスティケイトされたAORを聴かせてくれるギタリストの6作目で1983年発表。
正直に告白すると、私のリストには無かったので、全くのノーマークだったブリティッシュ・ブルー・アイド・ソウル推しの1枚...

JESS RODEN / THE PLAYER NOT THE GAME
アメリカのソウル・ミュージックに影響を受けたイギリスのミュージシャンは多く、白人ながらもファンキーなビートに、フェイクやシャウト駆使したサウンドを提供してくれるホワイト・ソウル・シンガーの一人が今日ご紹介するジェス・ローデン。
元々は...