音楽バカ、サガワによる音源のレビュー。

村田和人 / ひとかけらの夏
音楽とは不思議なもので喜怒哀楽の感情や場所、季節を感じさせるサウンドというものがある。
日本のJ-Popシーンでは昔からなぜか季節のサウンド・・・特に「夏」をイメージさせるミュージシャンが多い。
TUBEやサザン・オールスターズ...

Carpenters / Close To You
ソフト・ロック、MORのみならず全ポップス・ファンは必聴、泣く子も黙るNo.1ポップデュオ、カーペンターズの2ndアルバム。
全米1位にも輝いた、まさに70年代を代表する名盤中の名盤。

Bobby Caldwell / August Moon
キング・オブ・AOR、ミスターAORの異名を持つボビー・コールドウェルの4作目は日本で発売された1983年作。
「前作に引き続きバックをTOTOメンバーが務めた事でも話題になった」的な書き方をされている事が多い。
一聴して"TO...

Carole Bayer Sager / …Too
長らく廃盤であった時期が続いたキャロル・ベイヤー・セイガーによる2ndアルバム。
シンガーというよりもバート・バカラックの奥方として作詞家の印象が強い。
パートナーもバカラックのみならず、ブルース・ロバーツやピーター・アレンとい...

石川セリ / ときどき私は……
井上陽水夫人にしてモデル、シンガーとして70年代から活動する石川セリの2ndアルバム。
綺麗な発音に耳が言ってしまうが、一番の魅力は何と言ってもその歌声そのものにある。
パワーで押しまくるわけでも、歌い上げ系でもないのに、ナチュ...

SOUL GENERATION / BEYOND BODY AND SOUL
その名の通り、甘いコーラス・ワークを武器にメロウな世界観を持つソウル・グループを「スウィート・ソウル」や「甘茶ソウル」と呼ばれている。
そこには汗ばむような熱さのイメージがあるブラック・ミュージックとは無縁の爽やかで涼しげな甘い世界が...

DAVID LASLEY / Demos
セッション・ヴォーカリストとしてボニー・レイット、ドナ・サマー、シスター・スレッジ、シックなど女性ミュージシャンからジェイムス・テイラー、ルーサー・ヴァンドロスまで多数のレコーディングにバックグラウンド・ヴォーカリストとして参加し、ファルセ...

GINO VANNELLI / Nightwalker
AORを代表するミュージシャンズ・ミュージシャン、ジノ・ヴァネリ。
一歩違えばプログレとも言えるスリリングな展開と高度なコード進行、洗練されたサウンド・プロダクションながらポップに聴かせる楽曲、そういった要素に埋もれるどころか、楽曲の...

RANDY MEISNER / One More Song
イーグルスのオリジナル・メンバーであった歌えるベーシスト、ランディ・マイズナーの2ndアルバムは1980年発表。
イーグルスでは自身の代表曲でもある「Take it to the limit」で素晴らしいハイ・トーンを披露していたが、...

鈴木茂 / BAND WAGON
日本のポップス界で最重要ギタリストの一人である鈴木茂。
様々な意見があるが「"都会的で洗練されたサウンド"を日本流に解釈したのがシティ・ポップス」ならば、その先駆けとして真っ先に名前が挙がるのが、はっぴいえんど。
はっぴいえんど...