AOR=アダルト・オリエンテッド・ロック、アルバム・オリエンテッド・ロックの略。
ジャジーでお洒落なコードを基にブラック・フィールを含んだリズムや、ロックのようにハードなギターサウンドも絡む。AOR王道路線サウンド。
海外ではより広いサウンドも含めてAC=アダルト・コンテンポラリーと呼ばれる。

FRANKIE VALLI / Closeup
フランキー・ヴァリといえば、フォー・シーズンズのメンバーとして活躍した時代、ソロではスプリームス、テンプテーションズからボーイズ・タウン・ギャング、ペット・ショップ・ボーイズなど数多くのカヴァー曲を残し歴史的名曲とも言える「Can't Ta...

MICHAEL McDONALD / If That’s What It Takes
いまだに取り上げてなかったのが不思議だったぐらいAOR屈指の名作。
イーグルスと並ぶウエストコースト・ロックの雄、ドゥービー・ブラザーズに加入と同時にそれまでの男くさい骨太なロック路線からお洒落なサウンドへ変貌させたマイケル・マクドナ...

STEELY DAN / Gaucho
スティーリー・ダンの代表作でもある前作『AJa』より2年の制作期間を経て発表された80年作。
完璧主義者故にレコーディングには莫大な費用と共に妥協なき姿勢を示すドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーはスタジオ・ミュージシャン泣かせ...

BILL LaBOUNTY / This Night Won’t Last Forever
独特の声でソウルフルなヴォーカルが持ち味のビル・ラバウンティによる2ndアルバム。
AOR屈指の名曲「Livin' It Up」が収録され、自身の名前がアルバムタイトルとなっている『Bill LaBounty』が82年作なので、本作は...

BOZ SCAGGS / DOWN TWO THEN LEFT
1976年、ジョージ・ベンソンの『Breezin'』と共にAORの幕開けとも言える作品『SILK DEGREES』を発表し、コンポーズとバックメンバーに若かりし頃のTOTOメンバーが全面的にバックアップした事もあり、金字塔的作品になった。
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WARREN WIEBE / Original Demos
AORのみならず、アメリカン・ポップスを代表するプロデューサー、デヴィッド・フォスター。
既に当ブログでも幾度となく登場しているので、さすがに名前ぐらいは記憶している方も多いと思う。
手がけたシンガー、グループは数知れず。10回...

DAVID FOSTER / River of Love
AORが流行った年代(1976〜1983ぐらい)からは外れた時代に生み落とされた1枚。
押しも押されもせぬ大プロデューサーになったデヴィッド・フォスターのソロ名義による作品で1990年発表。

RICHARD TORRANCE / Bareback
シンガー・ソングライター兼ギタリストのリチャード・トランスが1977年に発表した4作目。
関連する人物から何かとトピックの多い作品である。

RICCI MARTIN / Beached
90年代に「Livin' La Vida Loca」(日本では郷ひろみさんが「GOLDFINGER '99」してカヴァー)で一世風靡したラテン歌手リッキー・マーティンとは別人のシンガーソングライター。
イタリア系の名前からリッチ・マー...

STEVE GIBB / Let My Song
マイアミを代表するレーベル、T.K.レコード傘下CLOUDSに所属していたシンガーソングライター、スティーヴ・ギブ唯一の79年作。
T.K.レコードといえば出世頭は「That's the Way (I Like It)」「I'm Yo...