夏に聴きたいAOR第3弾。
ショーコー、ショーコー、ショコショーコー、しょこたんではない。
もちろん江川さんでもない。
丹古母鬼馬二さんでもない。
衝撃ジャケット殿堂入りしそうな風貌だが、あいにく正面の画面ではない事が幸いか。
まぁ、そんなビジュアル面はさておき、いかにも”らしい”夕陽をバックにしたジャケットならば許そう。
セシリオ&カポノ、ハワイのサイモン&ガーファンクルとでも言おうか、内容は折り紙付きのヴォーカル・デュオである。
そしてシー・ウィンドやカラパナにも肩を並べるグループとも言える、ハワイアン・ミュージック界の最高峰であると言っても決して過言ではない。
Contents
聴きどころ
77年発表の本作はタイトル曲①The Nightmusicから幕を開ける。
これぞ、ハワイアンAORの良心。
心地良いアコギに優しくピアノが絡み、サマー・ブリーズが駆け抜ける。
ボズ・スキャッグスの代表曲④We’re All Aloneのカバーも絶品。
ハーモニーの付け方など完全に自分達のモノにしている。
⑥Climb The Lineなどは彼等流のソウル・ミュージックのようである。
スウィートな⑦Make It Up To You、泣きの⑨I Love Youもライトメロウ・ファンには堪らないであろう。
2人の声に彩りを添えるストリングス、そのアレンジの素晴らしさに耳を奪われてしまうが、巨匠ニック・デカロが手掛けた事で納得。
ハワイの大地が生んだ大らかさをぜひ体感して頂きたい。
リゾート気分に浸れる事間違いなし!
84点
データ
1977年:アメリカ(Columbia – PC 34300)
プロデューサー:セシリオ&カポノ、ブルース・ボトニック、テリー・パウエル
1. The Night Music
2. Love By The Numbers
3. After The Omen
4. We’re All Alone
5. Have You Ever Had That Feelin’
6. Climb The Line
7. Make It Up To You
8. Here With You
9. I Love You
10. Longing
11. Sallin’
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