80年代に大活躍したダズ・バンドだが、なぜかオリジナル・アルバムのリイシュー化が実現せず、09年になってようやく初CD化。
当時流行の打ち込みを多用したブラコン&ファンク路線のみならず、しっとり聴かせてくれるミディアム・チューンは一聴の価値ありだ。
Contents
サウンドについて
本作は82年発表で、全米アルバム・チャートでは14位、R&Bアルバム部門ではなんと1位を獲得するという輝かしい実績を持ったアルバムである。
特にミリオン・ヒットを記録した①Let It Whipは如何にも80年代らしい音作りが特徴だが、キャッチーなメロディーに腰も浮くリズムに勢いを感じる。
続くミディアム・チューン3連発、②Gamble With My Love、③I’ll Keep On Loving You、④Just Can’t Wait ‘Till The NightはAORファンは要チェック。
EW&Fあたりに通ずる風通しの良いライト・ファンクはファルセットを多用したコーラス・ワークも相俟って実に爽やか。
冒頭のから一転してこのような曲も書けるというのはなかなかの実力者である。
⑤Shake What You Go、⑥Keep It Liveなど派手なブラスの使い方やキレの良い2本のギター、シンセを前面に出したアプローチなどパーティー・チューンは聴いているこちらに力を与えてくれそうな曲。
その後もミディアム、リズミカルな楽曲を交互に配置。
アルバム全体として飽きさせないような流れを作り出している。
紛れもないグループ最高傑作。
ボーナスとして①の12インチ・ヴァージョンを追加収録。
78点
データ
1982年:アメリカ(Motown – 6004ML)
プロデューサー:レジー・アンドリュース
1. Let It Whip
2. Gamble With My Love
3. I’ll Keep On Lovin’ You
4. Just Can’t Wait ‘Till The Night
5. Shake What You Got
6. Keep It Live (On The K.I.L.)
7. Just Believe In Love
8. Can We Dance
9. Let Me Love You Until
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
ナイフラOfficial HP
ナイフラOfficial YouTubeチャンネル「ナイフラチャンネル」
ナイフラOfficial twitter https://twitter.com/the_night_flyer
ナイフラOfficial Blog http://ameblo.jp/thenightflyer/
ナイフラOfficial Instagram https://www.instagram.com/the_night_flyer_60s/
毎回ナイフラの最新情報が届くメルマガ登録、ライブチケット予約、お問い合わせ、メンバーへの質問コーナー「ナイフラQ」もこちらへ↓
コメント