Larry Carlton / Larry Carlton

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Sagaworld Remaster CD Review
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70年代に入り、それまでは「イージー・リスニング」と呼ばれたポップ・インストゥルメント・ミュージックからロック(ブルース)とジャズ、時にはソウル・ミュージックやラテン・リズム等の融合によって生まれたインストゥルメンタル・ミュージックをクロスオーバーやフュージョンなどと呼称し、一大ブームにもなった。

そんなフュージョン界においての先駆者の一人であり、ギター・キッズ達の憧れとなったのがラリー・カールトンである。

Contents

トップ・リコメンド

ラリーの特徴はメロディックに「歌うギター」が次々に飛び出してくる。

トップ・リコメンドとなるのはラリー・カールトンの名をさらに広める要因ともなった愛器Gibson ES-335(ギター)の名を冠にした①Room 335。

一聴してスティーリー・ダンの「Peg」からの影響が窺えるこの曲は、ラリーのプレイはもちろん、ES-335特有の箱鳴り(ボディーが通常のエレキの様に詰まっていない、アコースティック・ギター同様、空洞の作り)とまろやかで甘いトーンを活かしたギターの魅力を存分に味わうには最適なポップ・インストゥルメント。

 

④Point It Upでは王道のロック・サウンドを奏でるも、歪んだサウンドまでマイルドで耳に優しい。

フュージョン系ギタリストから出てくる歪みというのは、この様に上品で伸びやかなトーンが特徴的。それにはES-335というセミアコ・ギターの要素というのがやはり大きいのだ。

⑤Rio Sambaはその名のとおり、軽快なサンバ・リズムに乗ったラテン・ミュージック。

L.A.のセッション・ベーシストの中でもラテン系を得意とするエイブラハム・ラボリエルによるソロは圧巻の人だ。

ラストはスロー・テンポの中でムードを盛り上げる⑧(It Was) Only Yesterdayで、もう少し聴いていたいと思わせてくれる、アルバムとしての締めくくりに相応しい終わり方。

参加メンバー

先ほど挙げたエイブ・ラボリエル(B)の他、グレッグ・マティソン(K)、ジェフ・ポーカロ(Dr)、パウリーニョ・ダ・コスタ(Per)とAORではお馴染みのメンバーが顔を揃えているのでファンにも充分アピールするのではないだろうか。

 

最初から最後までバラエティに富んだ楽曲とスムーズな流れを感じさせる構成、一流のプレイヤー達が織りなす無駄のないプレイ・・・。

様々なジャンルの集合体で構成されるトラックを縦横無尽に駆け巡るギター・プレイは、ラリー自身だけでなくフュージョンを代表する1枚と言っても過言ではない。

 

98点

 

データ

1978年:アメリカ(Warner Bros. Records ‎– BSK 3221)

プロデューサー:ラリー・カールトン

1. Room 335
2. Where Did You Come From
3. Nite Crawler
4. Point It Up
5. Rio Samba
6. I Apologize
7. Don´t Give It Up
8. (It Was) Only Yesterday

 

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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