バンドマンが勘違いしてしまう知識 その1 シールドという名のケーブル編

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Bass Column
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本日はシールドについて、です。

普段何気なく使うシールドも、ほんの少しの事を知るだけで、より良いサウンドが得られるようになります。

当然、ベースに限らず、ギターやキーボードなども同様の考え方ですので、ぜひお役立て頂けたら。

Contents

そもそも楽器とアンプや機材を繋げるだけの線じゃないの?

皆さん、シールドって知ってますか?

大体の方は知っていると思います。

一応、説明すると音楽用語で使うシールドというのは楽器とアンプを繋ぐケーブルの事ですね。

これには様々な種類があります。

ただの線じゃないのだよ。

良い音とは?

よく「ベース本体、シールド、アンプも付いて¥9,800-!!」みたいなセット売ってますよね。
楽器屋さんでも店頭に置いてある楽器を買うと付いてくるやつです。
(店員のお兄さんがサービスで付けますよとセールス・トークたっぷりにオススメしてきますので注意!)

ああいうケーブルは「音が出ればいい」ぐらいのレベルのもの・・・・だったらまだ良いんだけど、酷いと「※音痩せ」するんです。そしてすぐ壊れる(断線したりして音が出なくなる) ものも多い(汗)
※音痩せ=音が細くなること。低音楽器のベースでは音の太さもある程度必要なことから、細い音というのは致命的である。

 

どういうことか。

 

説明しますと、先ずベース本体が持っているポテンシャルが100だとしますよね。
そこからは基本的に減点方式だと思ってください。

これはアンプもエフェクターを含めても同じ考え方です。

楽器本体とアンプの間に繋げれば繋げるほど音が劣化するということです。
そしてそれはケーブルの長さにも関わってきます。まぁ極端に10mも20m引き延ばせば、の話ですので3mとか5mぐらいならあんまり気にしなくも大丈夫です!!

 

よくある会話として「◯◯を繋ぐと音が良くなる」というのがありますが、それはちょっとニュアンスが違うと思うんです。
100しかないポテンシャルをケーブルを繋いだだけで120とか200にすることは不可能なわけで。
これは好みじゃなくて音そのもの良し悪しの話ですよ。
言い換えれば「音が良くなる」のではなくて「劣化しにくい」のが優秀なケーブルと言えるでしょうか。

 

とはいえ。

 

どんなケーブルでも大なり小なり劣化があり、その上でキャラクター決定する「色付け」があるんですね。

何?何?どーゆーこと???と思った方。
ディープな世界へようこそ!

 

ここが面白いところで、ほんの少ししか劣化しない超優秀なケーブルを使ったとして、それを補ってもなお余りあるぐらいの色付けだったら、自分の好みも含めて結果的に120点とか評価したりするわけです。

先ほどお話した「セットで¥9,800-」で付いてくるケーブルは繋ぐと例えばですけどー30点減点で音も細いし、当然色付けなんて無かったり・・・・。
いや、音が極端に劣化するのが色付けか(笑)

これで何となく付属品のケーブルが(全部じゃないかもしれないけど)良くない場合が多いのは分かりましたか?

じゃあどんなケーブルがいいんですか?って声も当然ありますよね。

基本的に自分の好み。

え?それじゃあ答えになっていない?
簡単に言うと楽器屋さんとかで”ある程度の値段”で販売されているもの。

シールドの値段

相場として3m=3〜4000円ぐらいからかな。

1,000円台とかは、先ほど挙げた「付属品より多少マシ」ぐらいのレベルかも知れない。

シールドだけは袋詰めされているし、試奏出来ないところが多いから、ある程度評判や楽器屋さんにあるレビューを参考にするのもありです。
楽器屋さんによっては試奏出来るところもあるので、そういうところで引き倒すのもいいですね。

どこのメーカーを使えばいいのか?

定番の主なメーカーは

★Belden (ベルデン)アメリカ
★Monster Cable (モンスター・ケーブル)アメリカ
★VITAL AUDIO(ヴァイタル・オーディオ)日本
★mogami (モガミ)日本
★CANARE(カナレ)日本
★Providence(プロヴィデンス)日本
★CAJ(カスタム・オーディオ・ジャパン)日本
★Live Line(ライヴ・ライン)日本
★Ex-Pro(イーエクス・プロ)日本
★OYAIDE(オヤイデ)日本

日本のメーカーが多いですけど、それだけ優秀な職人が多いということですよね。
改めて日本人の切磋琢磨して技術向上に取り組む姿勢が良く分かります。
これだけ多いと迷ってしまいますが、選択肢が多いというのは贅沢な悩み。
日本に住んでいて良かったー。

ただ、同じメーカーでも色付けの方向性によって数種類あるのが普通。
ギター用と書いてあってもベースに使えないわけではないです。逆も然り。
ベースの場合で注意しなきゃいけないのは低音が出にくいものもあるということ。
反対にギターでベース用を使うと必要以上に低音が出て意図してないヘヴィーなサウンドになる場合もあるということ。

この辺りの判断、色付けは好みによるということですね。

私がいつも言うのはシールドを変えると

エフェクター1個分を繋げたぐらい音が変化するよ。

大袈裟かも知れませんが、特に付属品シールドを使用している方ならば、経験が無くともその変化にすぐ気づかれると思います。

 

さらにここだけの話・・・・って公に書いたら内緒にはならないけど・・・・

安く済ませたい方は・・・

工作が得意、手先が器用、気合だけはある、みたいな方はぜひ自作してください。

その気があれば市販のシールドと全く同じ素材、パーツが使用出来る上、完成品を購入するよりも30〜50%OFFぐらいの値段で入手出来てしまうんですね!

さぁ、金の無いバンドマンよ!金が無い、金が無い言ってないで今こそ立ち上がれ!!

 

あ、それに付随してプラグとかも拘り始めますからね。

さらにさらに詳しく知りたい方はそのうちコラム書くから、そちらを参照してください(笑)

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