ギターやベースに使用する主な木材について早速見ていきたいと思います。
これを見るとホームセンターに行くのが楽しくなりますよ!
※トーンチャートについてはあくまでも傾向です。
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ボディーの役割
木材の特性により、ベース本体の鳴り方には差が出ます。
電気楽器なので弦とアッセンブリーの作り(パーツ)が主だったところなので、ボディーやネックなどは何でもいいか、と言われればそうではありません。
これらも楽器の「鳴り」の要素に含まれ、音が共鳴するボディーの役割は少なくないと思います。
全てのことに関して言えますが「このパーツを使ったからこうなる」「こうすると音が良い」といった事は必ずしも言い切れることではありません。
個体差がある上に100%同じサウンドの成分が出るという確率は奇跡的なものだからです。
ですが、一般的に言われている傾向は多少なりとも存在します。
大まかな目安としてご覧ください。
主な木材の種類
アルダー
原産地 太平用の北西海岸、ヨーロッパ
サウンド傾向 ウォーム★★☆☆☆ブライト
トーン傾向 モダン★★★★☆ヴィンテージ
重量 軽い★★☆☆☆重い
最もポピュラー、かつ歴史のある素材。
トーンバランスが良く、重すぎない低音と主張しすぎない高音。よって中域のミドルが残る印象。人によってはミドルが強く感じるが、あくまでも出過ぎずに基準となるような素材。
60年代を中心としたヴィンテージなサウンドによく合う。
アッシュ
原産地 カナダ、北米
サウンド傾向 ウォーム★★★★★ブライト
トーン傾向 モダン★☆☆☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★★★★☆重い
アルダーと並ぶ歴史のあり、定番の素材。ただし重い。
キレの良い出音が特徴。主に70年代サウンドに合う。スラップやる方には絶対のオススメ。
スワンプ・アッシュ
原産地 カナダ、北米
サウンド傾向 ウォーム★★★★★ブライト
トーン傾向 モダン★☆☆☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★★★☆☆重い
アッシュに比べて若干軽い。
50年代からフェンダーに使われていた素材。アッシュの一種なのでサウンド傾向はほとんど同じ。
バスウッド
原産地 アメリカ東部、北米
サウンド傾向 ウォーム★☆☆☆☆ブライト
トーン傾向 モダン★★★☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★☆☆☆☆重い
軽い。
甘くミドルがあるサウンドはアルダーに似ているが、低音がやや不足する傾向にあるのでギターなどには良いがベースの場合はハズレを引くと大変なことに・・・。
メイプル
原産地 カナダ、アメリカ北東部
サウンド傾向 ウォーム★★★★☆ブライト
トーン傾向 モダン★★★☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★★★★★重い
とにかく硬い、重い。
サウンドも硬質。ネックで主に使用されるがボディーも含めてオール・メイプルだった場合、弾きこなすには鍛錬が必要。出音もクセがあるものが多い。
マホガニー
原産地 中米、南米
サウンド傾向 ウォーム★★☆☆☆ブライト
トーン傾向 モダン★★★★☆ヴィンテージ
重量 軽い★★★☆☆重い
甘いミドルが強い傾向にある。
フェンダーの永遠のライバル、ギブソンが主に採用している。トーンや重さにバラつきが結構ある故、他の素材と組み合わせて使われ、より複雑なトーンを出せる。
ブビンガ
原産地 カメルーン、ガボン、熱帯アフリカ
サウンド傾向 ウォーム★★★★☆ブライト
トーン傾向 モダン★☆☆☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★★★★★重い
ワーウィックでもお馴染みの素材。
ベースの素材としては比較的新しい。音の立ち上がりも早く、強度・耐久性もある。
ウォルナット
原産地 アメリカ東部、カナダ
サウンド傾向 ウォーム★★★☆☆ブライト
トーン傾向 モダン★★☆☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★★☆☆☆重い
高級家具などにも使われる、比較的入手しやすい素材。
アレンビックが使用したことでも有名。音の伝達も良い。
ポプラ
原産地 全世界
サウンド傾向 ウォーム★★★★☆ブライト
トーン傾向 モダン★★☆☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★☆☆☆☆重い
軽い上に柔らかい素材。サウンドの傾向も明るい。
バール材もトップ・ラミネイトによく使用される。
コリーナ
原産地 アフリカ
サウンド傾向 ウォーム★★☆☆☆ブライト
トーン傾向 モダン★★★★☆ヴィンテージ
重量 軽い★★☆☆☆重い
ミドルに特徴がある。こちらもギブソンが主に使用。
「コリーナ」はリンバの別名。
スプルース
原産地 北米、ヨーロッパ
サウンド傾向 ウォーム★★☆☆☆ブライト
トーン傾向 モダン★★★☆☆ヴィンテージ
重量 軽い★☆☆☆☆重い
ウッド・ベース、アコースティック・ベースなど独特の箱鳴りを目指すベースによく使われる。
その他、ピアノやヴァイオリン、アコースティック・ギターのトップ材としても使用される。
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