76年作ボズ・スキャッグスの『シルク・ディグリース』ジョージ・ベンソン『ブリージン』がAORの幕開けとされているが、主にそれ以前にリリースされ後のAORを感じる作品。
Daryl Hall & John Oates / Daryl Hall & John Oates
ホール&オーツの長い歴史の中でもピークはヒット曲を連発していた80年代にあると思うし、デヴィッド・フォスターが絡んだ2作品『Along the Red Ledge』と『X-Static』よりも個人的にAOR的な美味は本作にあると思っている。...
TODD RUNDGREN / Something/Anything?
トッド・ラングランほどカテゴリー分けするのが難しいミュージシャンもあまりいない。
ボブ・ディランのマネージャーを務めたアルバート・グロスマンに見出されたことから、彼が設立したベアズヴィル・レコーズよりデビュー。
その時々で自身の...
JESS RODEN / THE PLAYER NOT THE GAME
アメリカのソウル・ミュージックに影響を受けたイギリスのミュージシャンは多く、白人ながらもファンキーなビートに、フェイクやシャウト駆使したサウンドを提供してくれるホワイト・ソウル・シンガーの一人が今日ご紹介するジェス・ローデン。
元々は...
JON MARK / Songs For A Friend
夜に聴きたくなるジャジーなAORではマーク=アーモンドを挙げたが、今回はその片割れジョン・マークのソロ・アルバムを取り上げたい。
ガイド本や数あるAOR系ブログの中でも取り上げられる機会がイマイチ少ないように思えるが、アコースティック...
ELLIE GREENWICH / Be My Baby
1960年代に作家集団が1箇所に集まり、数々のヒット・レコードを生み出していたニューヨークの音楽ビル、ブリル・ビルディングに出入りし、作曲家として活動していたエリー・グリニッチの2ndアルバム。
知名度以上に素晴らしいミュージシャン達...
RITA COOLIDGE / ANYTIME…ANYWHERE
アメリカン・ロック・シーンにおいて、あのエリック・クラプトンやデイヴ・メイソンも虜にしたスワンプ・ロック。
ゴスペルやブルース、R&Bなどをベースにアメリカ南部の土臭い雰囲気を纏ったサウンドが特徴で、男性シンガーは低音ヴォイス...
HELEN REDDY / No Way to Treat a Lady
AORやMORを追っていると何かにつけて名前が出てくるのが、このヘレン・レディ。
全米1位を獲得した「I Am Woman」カヴァー曲「Delta Dawn」「Angie Baby」をはじめ「I Don't Know How to L...
TERRY SYLVESTER / I Believe
元ホリーズでギタリスト、ヴォーカリストとして活躍したテリー・シルヴェスターのソロ作。
ホリーズのファンはビート・ロック、サイケ、ポップス、ソフト・ロック・ファンが多いと思うが、本作はシンガー・ソングライター、AORファンにも充分アピー...