HELEN REDDY / No Way to Treat a Lady

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AOR(Pre)
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AORやMORを追っていると何かにつけて名前が出てくるのが、このヘレン・レディ。

全米1位を獲得した「I Am Woman」カヴァー曲「Delta Dawn」「Angie Baby」をはじめ「I Don’t Know How to Love Him」など数々のヒット曲を持つ彼女が新時代の幕開けともいうべき本作をリリースしたのが1975年。

それまでも良質なポップスを聴かせてくれていたが、本作ではよりソフィスティケイトされた大人向けポップスを展開。

オーストラリア出身のヘレン・レディは1960年代後半よりアメリカのロサンゼルスに拠点を移し、上記に挙げた楽曲が70年代に入り大ヒットを記録。

3曲も全米1位を獲得しているのも凄いが、ビルボードTop40には15曲を送り込み、オーストラリア人としては初めてグラミー賞を受賞するなど、輝かしい実績を放つ。

また、テレビ司会者や一線から退き、歌手を引退してからは臨床催眠術医として勤めるなど活動は多岐に渡った。

 

中でもシンガー、ヘレン・レディの絶頂期とも言える時代は70年代でアルバムが発表された枚数も、この時期に集中している。

Contents

聴きどころ

とにかくアルバム全体のクオリティが高く、捨て曲がない。

そしてレディのヴォーカルは伸びやかな歌声、安定感もある。

曲良し、アレンジ良しなのでAORファンを中心にポップス・ファンは必聴の一枚。

アルバム全体の色付けを仕切っているのは名アレンジャー、ニック・デカロ。

楽曲提供も素晴らしい作家が揃っている。

②Bluebirdをレオン・ラッセル、③Don’t Let It Mess Your Mindはニール・セダカとフィル・コディ、⑧You Know Meをケニー・アッシャー&ポール・ウィリアムス、⑨Nothing Good Comes Easyをバリー・マン&シンシア・ワイル、⑩Long Time Lookingはキャロル・ベイヤー・セイガー&ピーター・アレン。

ご覧のようにAOR、ソフト・ロック系の大物作家陣が並ぶ。

作家陣の名前を見るだけでも、その筋のファンは”買い”なのだが、やっぱり最重要事項は楽曲そのもの。

 

レディは残念ながら2020年に逝去。アダルトコンテンポラリーのミュージシャンとして殿堂入りも果たしている。

86点

データ

1975年:アメリカ(Capitol Records – E-ST 11418)

プロデューサー:ジョー・ウィザート

1.Ain’t No Way To Treat A Lady
2.Bluebird
3.Don’t Let It Mess Your Mind
4.Somewhere In The Night
5.You Don’t Need A Reason
6.Ten To Eight
7.Birthday Song
8.You Know Me
9.Nothing Good Comes Easy
10.Long Time Looking

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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