SERGE GAINSBOURG / Initials B.B.

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フレンチ・ポップス界きっての伊達男、セルジュ・ゲンズブールによる通算7枚目。

アレンジャーにジェネシスやダイアナ・ロス、ダスティ・スプリングフィールド、シルヴィ・バルタンなどを手がけたアーサー・グリーンスレイドを迎えたイギリスのロンドン・レコーディング。

時代的にもスウィンギン・ロンドンの匂いを感じさせる好作品だ。

ジャズ・フュージョンにはクインシー・ジョーンズ、AORにはデヴィッド・フォスター、CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)にはアンドレ・クラウチ、スワンプにはレオン・ラッセル、ファンクにはジェームス・ブラウンなどそれぞれのジャンルには”ドン”と呼べるプロデューサーが存在する。
多数の作品を手がけ、プレイヤーの顔も広く、自らの作品を制作する際には多数仲間が駆けつける様なプロデューサーとして裏方ポジションにいながら脚光を浴びるミュージシャン達だ。

そういったスペシャルな存在をフレンチ・ポップスに当てはめると、今回のセルジュ・ゲンズブールを挙げないわけにはいかない。

本作の発表は1968年だが、67年から公私共に蜜月期にあったモデルのブリジット・バルドーと連名アルバム『Bonnie and Clyde』がテレビ番組の企画から生まれ、その内容を一部そのまま収録した作品になっている。

全体的に60年代特有のチープなサウンドのギターとオルガンにジャズ・ドラムが乗るガレージ・ロック的な雰囲気も漂わせ、投げやりにも聴こえる歌い方が洒脱でカッコイイ。

トップ・リコメンド

冒頭に収められた①Initials B.B.を推したい。

ピアノによるリフがカッコよく、そのままヴァースに突入。

このリフはセルジュ自身も余程気に入っていたのか、Initials B.B.同様⑦Ford Mustangでも再び流用。

そしてセルジュお得意の「クラシックからメロディをそのまま引用し、歌詞をつけて歌う」という手法が取られたコーラス部分を迎える。

ここはドヴォルザークの「新世界」第一楽章からだ。

イントロからヴァースまで延々とリフを刻んでコーラスで一気に展開するというドラマティックな仕上げにはグッと来るものがある。

イェイェの女の子達が歌ってもハマるであろう④Dr Jekyll Et Monsieur Hyde、語感だけでタイトルを決めていそうだが実にキャッチーな⑥Shu Ba Du Loo Ba、ブリジット・バルドーのヴォーカルをフィーチャーした⑧Bonnie And Clyde、その他ロックな⑨Black And White、⑩Qui Est “In” Qui Est “Out”、ポップな⑪Hold Upと聴きどころは多い。

女の子が歌うアイドル路線とはまた違った当時のフレンチ・ポップスを体感するにはちょうどいいアルバムだ。

86点

データ

1968年:フランス(Philips – 844.784 BY)

プロデューサー:クロード・デジャックス

1.Initials B.B.
2.Comic Strip
3.Bloody Jack
4.Dr Jekyll Et Monsieur Hyde
5.Torrey Canyon
6.Shu Ba Du Loo Ba
7.Ford Mustang
8.Bonnie And Clyde
9.Black And White
10.Qui Est “In” Qui Est “Out”
11.Hold Up
12.Marilu

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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