昔からなぜか有名女性ソウル・グループでは3人組というのが定番である。
ダイアナ・ロス&スプリームスを始め、エモーションズ、スリー・ディグリース、ポインター・シスターズ等・・・・2人組のデュオではなく、なぜか3人。
さて、この盤が有名になったのは1にも2にも⑦It Must Be Loveのおかげであると言っても過言ではない。
モーリス・ホワイト率いるアース・ウィンド&ファイアが浸透させたと言われる”スウェイ・ビート”の大定番曲である。
80年代に巻き起こった空前のディスコ・ブームから90年代に突入し、フロアでは4つ打ち&ハイハットの8分(ぶ=エイト・ビート)の裏拍強調リズムから、同じ裏でもハットではなくキックをスリップさせてたこのビートによって猫も杓子も真似したものだが、その中でも屈指の名曲と言っても良いダンス・クラシック曲となった。
もう、この1曲のために購入しても損は無いどころか、お釣りが返ってくる程の楽曲なので絶対にオススメ。
余談だが、現在日本のロック・バンドがよく使う「ドッチー、ドッチー、ドッチー、ドッチー」というあのリズムの源である。
Contents
聴きどころ
あまりにも有名になり過ぎたIt Must Be Loveだけで購入する価値があると断言したが、その他が捨て曲かと言われたらとんでもない!
この曲以外にもアルバムには優れた曲が多く収録されている。
ギターの軽快なカッティング・リフとサビに進むに連れて拡がる①Crazy Love、メロウな⑤The Power Of Love、ドラムのブレイクとワウ・ギター、ブラス・セクションが絡み合いがファンキーな⑥Push And Pullなど楽曲のタイプを面白いように使い分けている。
肝心のヴォーカルは声高く、カワイイ系。
ちりめんヴィブラートのAOR/ソウルシンガー、デニース・ウィリアムスに近いと思ったのは私だけではないだろう。
アルトン・マクレインは後にスキップ・スキャボロウと結婚。グループも次作で打ち止めとなるが、ここでEW&Fと繋がっているのは何かの縁であろうか。
85点
データ
1978年:アメリカ(Polydor – PD-1-6163)
プロデューサー:フランク・ウィルソン
1. Crazy Love
2. Sweet Temptation
3. Taking My Love For Granted
4. My Empty Room
5. The Power Of Love
6. Push And Pull
7. It Must Be Love
8. God Said, “Love Ye One Another”
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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