AMY HOLLAMD / AMY HOLLAMD

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Sagaworld Remaster CD Review
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AORを感じさせる女性シンガー(特に白人)は少ない中、正統派とも言える路線でデビューしたエイミー・ホランド。(80年発表)

Contents

マイケル・マクドナルドについて

プロデュースは現在の旦那様であるマイケル・マクドナルド。
マイケルと言えば、良くも悪くも(AOR的には当然OK)ドゥービー・ブラザーズ加入後のサウンドを変えた張本人として据えられるが、それだけ彼のハスキーでソウルフルな歌声と作曲の才能は群を抜いていたという証拠ではないだろうか。

 

そのマイケルがプロデュースだけに留まらず、楽曲提供からアレンジ、キーボード、BGVまで大車輪の活躍をした盤が本作というわけだ。
本作発表の2年後(82年)に「If That’s What It Takes」からヒット作を生む才能の片鱗は、ここで既に垣間見られるという事である。

選曲もマイケルが手掛けているがスティービー・ワンダーを始めダン・フォーゲルバーグ、ティム・ムーア、ブリス・バンドのカバーも含めるなど、なかなか通好みの楽曲をセレクト。

参加メンバー

参加ミュージシャンはプロデュース、キーボードでマイケルの他にパトリック・ヘンダーソン、シンセサイザーはリトル・フィートのビル・ペイン、ギターはハドリー・ホッケンスミス、ドゥービー・ブラザーズのメンバーからトム・スコット、ニック・デカロまで幅広い。

ここまで彼女の事にあまり触れていないが、エイミー・ホランド自身は決してズバ抜けたシンガーというわけではない。
だが安心して及第点を付けられる歌唱力であるし、何より歌声に無理がない自然体な感じがよい。
上手く楽曲もコーディネートされている事もあるが変にヴォーカルだけ浮く事もなく、しっかりフィットしていると思う。

従ってマイケルのファンはもちろん、「女性シンガーのAORを聴きたい!」という方には、まず本作をオススメする。
影響を受けていると言われている松任谷由実さんのファンの方も必聴の名盤。

87点

データ


1980年:アメリカ(Capitol Records ‎– ST-12071)
プロデューサー:マイケル・マクドナルド

1. How Do I Survive
2. Strenghthen My Love
3. Here In The Light
4. Stars
5. Don’t Kid Yourself
6. I’m Wondering
7. Looking for Love
8. Holding On To You
9. Show Me The Way Home
10. Forgetting You

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