吉田美奈子 / LIGHT’N UP

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CM音楽や山下達郎氏とのセッション、ソングライターとして知られる吉田美奈子さん。
その実力は日本でもトップ・クラスに位置付けされるシンガーである。

本作の発表は82年で東京とニューヨークで録音されている。
フュージョン界ではお馴染みブレッカー兄弟、デヴィッド・サンボーンなどが参加した名盤である。

スタジオ・セッションでも先に挙げた山下達郎さん同様、多重録音によるコーラス・ワークに定評のある人で(初期の達郎さん作品でもコーラス、作詞で深く関わっている)クレジットにこの人がいれば、無条件に安心出来るほど数々のパフォーマンスを披露。
表現力、パワーとも申し分なく、初めて聴いた時には「日本人の枠組みを軽く越えている人だな」と思った。
おまけに作詞はもちろんだが、作曲も自身で手掛けているので、コンポーザーとしても才能を如何無く発揮。
82年といえば、海外ではAORやフュージョンが終焉を迎える少し前の、まさに絶頂期を迎えていた頃で日本ではニューミュージックからシティ・ポップスという言葉が、ようやく定着した頃だろう。
ヒット・チャートにはアイドルも演歌歌手もニューミュージック歌手もゴロゴロいる時代。
そんな中にあっての、この作品である。

トップ・リコメンド

トップ・リコメンドには②「頬に夜の灯」を挙げたい。
艶やかなヴォーカルとデヴィッド・フォスターを意識したかのようなアレンジはAORファンが最も楽しめる楽曲であろう。
タイトル曲①LIGHT’N UPもドラマチックな展開とデヴィッド・サンボーンのサックスが華を添えており格好いい。
ファンキーなカッティングとキレの良いブラス・セクションでソウル色の強いM-3LOVE SHOWER、またしてもAOR風でムーディーな雰囲気がハマっている④風もオススメ。
重鎮ベーシスト・岡沢章さんが渋く深みのある声でデュエット参加という珍しい曲だ。

他にも「これぞ吉田美奈子!」というシンガーの実力が凝縮されたかのような魅力溢れる⑤MORNING PRAYER、相性の良い達郎さんが参加した⑦斜陽と聴き所満載のアルバム。

84点

データ

1982年:日本(Alfa ‎– ALR-28040)
プロデューサー:吉田美奈子

1. Light’n Up
2. 頬に夜の灯
3. Love Shower
4. 風
5. Morning Prayer
6. 斜陽 (Reflection)
7. 時の向こう
8. Alcoholler

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