LAVA / Cruisin’

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Sagaworld Remaster CD Review
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最近の北欧系はAORを感じるアーティストがたくさんいてアツい!と再三ここでも書いているが、そんな北欧系AORアーティストの先駆け的存在であるノルウェー産バンドLAVA。

Contents

サウンドについて

とは言っても彼等の場合は決して「最近の」アーティストではなく30年にも及ぶキャリアがあるヴェテランである。
しかも、まだ現役。
本作は81年の発表で邦題は「潮風のクルージン」

 

内容はAIR PLAY/TOTO直系のロマンティック・ハードネス路線とブラコンのようなモダン・ファンク路線、インストではフュージョン路線をミックス。
キャリアが長いので、作品によって方向性は変わっている関係上、洗練された歌モノならば何でもありという欲張りなバンド。
ただし、AIRPLAY/TOTOの両バンドよりもギターは控えめに奥に配置されて分、ヴォーカルが前に出てきているので却って聴きやすい。

 

TOTOファン必聴の①Take Your Time、メロウ・グルーヴという言葉がピッタリな②Give Up、シーウィンドを彷彿とさせるラテン・リズムが心地良い③Sunday Morning、北欧系とは思えない西海岸の匂いを感じるアルバム・タイトル曲⑥Cruisin’とトップ・リコメンドをどの曲にしようか迷うぐらいのハイクオリティー・チューンが並ぶ。
またそれらの楽曲を表現する演奏力も申し分ない。
間違いなく実力者の集まりである。

 

全体を通してテンションが落ちる事もなく、しかも豊富なアプローチで楽しませてくれるアルバムというのはなかなか無い物だ。
彼等がリリースした数あるアルバムの中でも屈指の名盤である本作は念願のCD化が実現。

 

90点

データ


1981年:ノルウェー(Polydor ‎– 2382 120)
プロデューサー:ラーヴァ、ハンズ・ペーター・ダニエルセン
1. Take Your Time
2. Give It Up
3. Sunday Morning
4. Hideaway
5. The Ratter
6. Cruisin
7. Easy Come, Easy Go
8. Sky Rocket
9. Tears In Your Eyes

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