今や日本に負けるとも劣らないAOR大国、スウェーデン。
いや、現在進行形のアーティストを圧倒的に輩出している分、あちらの方が熱が上がっている証拠か。
このアンドレアス・アレマンもそんなスウェーデン出身のシンガーソングライターで、現代的ポップさと持ち前のソウルフルなスタイルをミックスしたサウンドが特徴だ。
Contents
サウンドについて
ブラック・ミュージックの影響色濃く、ソウルフルなヴォーカル・スタイルと言えば真っ先にビル・チャンプリンの名が浮かぶが、彼もその系譜を継ぐタイプ。
おまけに自身でしっかりとした楽曲が書けるのも強み。
最近ではノルウェーのオーレ・ブールードも同タイプのシンガーソングライターと言えるだろう。
結構骨太の楽曲を書くわりには、リズムやブラスの使い方が凝っているのもポイント。
ギター・カッティングに絡めるオルガンやクラビの使い方は実にファンキーだ。
もちろん、そういった元気のある曲も良いが、しっとりと聴かせるバラードも書ける、歌える所はポテンシャルの高さが窺える。
①②③④までを聴けば、その才能を垣間見られる事だろう。
インディー扱いだが、クオリティーはメジャー級。
それどころか「昔の名前で出ています」状態の下手な大物の最新作より、よほど好感の持てる仕上がり。
今後に関しても期待が持てる。
アーバン・メロウなAORの世界を是非堪能して頂きたい。
79点
データ
2008年:スウェーデン(Eidolon – CD 009)
プロデューサー:アンドレアス・アレマン
1. This Is Life
2. Show Me
3. That Was Yesterday
4. She Might Not Do Me Right
5. Your Version Of The Truth
6. There Ain’t Nothing
7. Loving Me By Name
8. I’ll Be All
9. I Been Waiting
10. Give Me That Funky Stuff
11. I Don’t Really Need You Anymore
12. Along The Rivers Of Time
13. I Just Might Have A Chance With You
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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