MAKKIN’&THE NEW MUSIC STAFF / FIRST SONGS

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Sagaworld Remaster CD Review
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知る人ぞ知るメロディメーカー、”マッキン”こと松木俊郎さんによるプロジェクトの2nd。
個人的にはあの流線形にも匹敵する大オススメ!アルバムである。

Contents

聴きどころ

彼自身はベーシストとしてジェームス・ジェマーソン(モータウンの最重要プレイヤーであり伝説的なベーシスト)やチャック・レイニー、細野晴臣氏に影響を受けながらも14歳から始めたという作曲能力はただ者ではない。
生粋のメロディ・メーカーであり、70年代のソウル・ミュージックを彷彿とさせるベース・ライン、そこに現代的シティ・ポップスの要素を上手く加味しており、まったくの新しいポップス・サウンドを作り上げた。
メンバーも、それぞれがバンドや自身の活動をしている仲間が集まっているので、バンドとして巧く納まっているというよりも、お互いがお互いを煽り、主張する。
そしてそれが楽曲としてのテンションをさらに高めているような印象がある。

サウンドについて

特に鍵盤2人の据え方であったり、パーカッションを含めたリズム体の一体感が余計にそう思わせてくれる。
また、全曲でヴォーカルを務めたNanamieさんのソウルフルな歌いっぷりは本当に素晴らしく、ハスキーな声質も実に魅力的だ。
ある意味、今流行のJ-R&Bのヴォーカリストがお洒落なポップスを歌うと似たような雰囲気は出来るのかも知れない。
だがヴォーカリストとしての表現力やパワーなどは正直言ってメジャー・アーティストでも、ここまで魅力的な人はそうそういない気がする。

 

アルバム自体は全6曲と決して多い収録曲数ではないが、その分1曲1曲が厳選された中から選ばれたかのように思えるほどクオリティーは高く、あっという間に聴き終わってしまう感覚にさえなってしまうほど。
珠玉の名作ここにあり!
出来ればこのメンバーでまたアルバムを作って欲しい。

95点

データ

2008年:日本(mona records SLMN-1009)
プロデューサー:松木俊郎

1. trippin’
2. 抱きしめたい
3. SUMMER IS GONE
4. FIRST SONG
5. 朝まで君といたいのに
6. WHITE OUT

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