BRUCE ROBERTS / BRUCE ROBERTS

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AOR界屈指のメロディー・メーカー、ブルース・ロバーツのソロ第1弾。
いかにも誠実そうな見た目同様、中身も期待を裏切らない良作である。

サウンドについて

作詞家キャロル・ベイヤー・セイガーとの繋がりも深く、その前夫であるバート・バカラックとも共作がある。
という事はAOR畑に限って言えばピーター・アレンとも繋がる。
「屈指の」と冒頭で書いたが、彼の持ち味が最も生きてくるのは美しいバラード。
そこに知性溢れる言葉を散りばめ、王道ポップス路線のサウンドにAORのエッセンスをプラスした実に優しい楽曲が特徴的だ。

ロバータ・フラックやディオンヌ・ワーウィック、女王アリサ・フランクリンまで職業作家として裏方のイメージが強いのだが、こうしたヴォーカルをメインとしたアルバムでもソツなく良い作品になっている。
この辺り”音楽的センス”=才能があるミュージシャンが凡人とは違う所か。

参加メンバー

本作ではAORにはしては珍しくスティーブ・クロッパー、ドナルド”ダック”ダンのソウル系ミュージシャンとして超ビッグなメンフィスの2人の他、ロン・カーター、ボブ・グラウブ(B)の名前も見受けられる。
そしてデヴィッド・フォスター(K)を始め、レイ・パーカーJr.、フレッド・タケット(G)マイク、ジェフのポーカロ兄弟など、お馴染みの面子も集合。

この手の作品はAORマナーに沿って、トップ・リコメンド云々よりアルバムをトータルで聴いて楽しみたい。
デジタル機器とは一切無縁の人の温もりを感じる暖かい作品だ。

84点

データ


1977年:アメリカ(Elektra ‎– 7E-1119)
プロデューサー:トム・ダウド
1. I Don’t Break Easily
2. Our Night
3. I Don’t Wanna Go
4. I’d Rather Be Alone
5. Starmaker
6. This Boy
7. Me And My Love
8. The Car Song
9. Steal Away Again
10. I’m Comin’ Home Again

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