DAVID DUNDAS / David Dundas

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見るからに俳優のような甘いルックスの青年、デヴィッド・ダンダスのデビューアルバムで77年作。

1960年代後半から活動しているわりにはアルバムの数は少なく、謎が多い人物である。

そんな中で主役のダンダスを差し置いてでもプロデュースを担当したロジャー・グリーナウェイに触れなければならない(そういう部分が主役と製作陣を含めたバックとの関係が対等に近い「AOR」を感じさせる要因である)。

 

ソフト・ロック・ファンには既にお馴染みの名前かとは思うが、それは彼が1960年代からロジャー・クックとのコンビで数多くのヒット曲を生み出したブリティッシュ・ポップ界の重要な作曲家兼プロデューサーだからである。

元ホワイト・プレインズのメンバーでもあり、アンディ・ウィリアムス、フォーチュンズ、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ、ホリーズ等に楽曲提供し、全英Top20に20曲以上送り込んでいる。

グリーナウェイらしいメロディ・センスが随所に散りばめられた楽曲は主役であるデヴィッド・ダンダス自身の若さあふれる声との相性が抜群で、2人の共作も多くポップでコンパクトに纏められているため聴き疲れしない。

Contents

聴きどころ

テレビCMのジングルとして使用され全英チャート3位を記録、アメリカやヨーロッパでもヒットし、ビートルズを思わせるようなサウンドが印象的な⑦Jeans Onを挙げるのが定番だと思うが、その他の曲に注目したい。

大人なコードをバックにエレピの歯切れ良いリズムが心地好い⑧Hold On、軽やかなギター・カッティングにストリングスとホーン・セクションが絡む⑨Where Were You Today、ゴスペルを思わせるフィーリングの⑪Out Of The Darknessはアルバムの終盤に持ってくる曲に相応しく、リズム体を抜いたアレンジにエモーショナルなプレイのギター・ソロやストリングスをはじめとしたオーケストレーションに胸が熱くなる感動ものの1曲。

①Intro (Hallo)から最後はOutro (Smile On)と小曲を配置しており、コンセプト・アルバムのようにまとまった作りが印象的である。

録音はジョージ・マーティンが設立したAIRプロダクション、AIRスタジオにて行われている。

 

84点

 

データ

1977年:イギリス(Air – CHR 1141)

プロデューサー:ロジャー・グリーナウェイ

1. Intro (Hallo)
2. New York Doll
3. Another Funny Honeymoon
4. Daisy Star
5. Baby Face
6. Stick On Your Lollypop
7. Jeans On
8. Hold On
9. Where Were You Today
10. Sleepy Serena
11. Out Of The Darkness
12. Outro (Smile On)

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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