LE ROUX / SO FIRED UP

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80年代にはTOTOに2代目ヴォーカリストとして在籍し、「アイソレーション」を発表したファーギー・フレデリクセン。
ル・ルーの第5作目は、そのファーギーがTOTOに加入する前年に発表した作品である。

Contents

サウンドについて

正直に言って純粋なAORではない。
俗に言う”広義AOR”の部類でもちょっと厳しいが・・・・。
さらに言えば産業ロック系(JOURNEY、NIGHT RANGERあたり)の方が感触は近い。

 

元々正統派AORシンガーとしてはハードなロックバンドが好みそうなハイ・トーンを振り絞って歌うタイプである。
かと言ってゴリゴリのヘヴィ・メタル歌うには声がやや細いか。
そんなわけで、本作で聴けるような所謂ハード・ポップ路線が一番ファーギーの特徴が生きるように思う。

 

ハード・ロック、ヘヴィメタルの特徴であるギター・リフをごり押しして、伸びやかなファーギーのハイ・トーンヴォイスが乗る。
メロディはどこまでもポップで、この後に加入したTOTOのアイソレーションを思えば、ファーギーの加入というのは大いに納得がいく、そんな内容だ。

 

疾走感溢れるアルバム・タイトル曲①So Fired Upをはじめ、”らしい”所を随所に聴かせてくれる。
恐らくアイソレーションから入る人が多いと思うがTOTOほど凝ったアレンジはないものの、あの辺りの作品が好きな人ならば気に入るのではないだろうか?

近年はこちらでも紹介した元サヴァイヴァーのジム・ピートリック、元TOTOのデヴィッド・ハンゲイト等と組んだMeccaでの活動や08年頃にはTOTOのライブにもゲスト参戦している。

68点

データ


1983年:アメリカ(RCA ‎– AFL1-4510)

プロデューサー:レオン・メディカ

1. So Fired Up
2. Lifeline
3. Let Me In
4. Yours Tonight
5. Line On Love
6. Carrie’s Gone
7. Wait One Minute
8. Turning Point
9. Don’t Take It Away
10. Look Out

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