LUTHER VANDROSS – Never Too Much

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ソウル・ミュージックのみならず、新たなサブジャンルとして「ブラック・コンテンポラリー=ブラコン」を広めた印象深い1枚。

それまでもモータウンやフィリー・ソウルのように洗練されたサウンドを聴かせてくれる楽曲はあったが、歌詞の面などでも弱々しい男の内面を曝け出し歌い上げるようなスタイルはまさにブラコン特有のものだ。

汗ばむような筋肉質な歌唱とは無縁の品良くスタイリッシュなスタンスで貫く。

ルーサー・ヴァンドロスはキャリアが長く、70年代中盤にはデヴィッド・ボウイのバック・コーラスを務め80年にはニューヨークのダンス・グループ、チェンジに参加しヒットを生み出す。

その間にグループとしての音源をリリースしているが、ソロとしては1981年の本作でデビュー。

東海岸随一のセッション・シンガーとして名を挙げていた歌唱力とダンサンブルで洗練された都会的サウンドに乗った甘いバラードがミックスされた事によりブラコン=ルーサー・ヴァンドロスという地位を確立。
『What’s Going On』を発表してからのマーヴィン・ゲイやシンガーソングライター的なロバータ・フラックのようなニューソウルと少し異なる点は「都会的」というワードに集約されるかもしれない。

 

一聴して典型的なニューヨーク・サウンドを感じるのはサウンドの”硬さ”。
全ての楽器が鋭く明瞭に聴こえるミックス、特にベースのマーカス・ミラーは硬質なサウンドでスラップをするプレイヤーとして有名で、かなり特徴がある。

Contents

トップ・リコメンド

アルバムの冒頭を飾るタイトル曲①Never Too Much。

ディスコ、ブラコン、AORを掛け合わせたようなこの曲は名刺がわりの曲としては最適。

シシー・ヒューストンやタワサ・エイジー等が参加していて印象的な②Sugar And Spice (I Found My Girl)、これぞルーサーの歌唱力が光るミディアム③Don’t You Know That?、⑥You Stopped Loving Me、マーカス・ミラー節全開のリフで躍らせるダンス・チューン⑤She’s a Super Lady等聴き所は非常に多く飽きの来ない1枚、文句なしの名盤だが、全7曲とボリューム感が若干欠けている分だけマイナス。

とはいえ、1stアルバムとしては最高のスタートを切ったと言えるだろう。

 

94点

 

データ

1981年:アメリカ(Epic – FE 37451)

プロデューサー:ルーサー・ヴァンドロス

1. Never Too Much
2. Sugar And Spice (I Found My Girl)
3. Don’t You Know That?
4. I’ve Been Working
5. She’s A Super Lady
6. You Stopped Loving Me
7. A House Is Not A Home

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