ポインター・シスターズは、オークランド出身の女性ヴォーカル・グループで4姉妹のうちの一人が抜けてトリオになった彼女達の78年作。
幼少の頃より厳格な牧師の家庭に育った姉妹。
家ではゴスペル以外の音楽を聴く事を禁じられていたなんていうエピソードもあるほどだが、そんな彼女達も次第にソウル・ミュージックに傾倒して、ついにはレコード・デビューまでしてしまうのだから、きっかけとは恐ろしい。
Contents
参加メンバー
ソウル・グループでありながら、妙にロックを感じさせる事に多少の違和感を感じる部分もある。
参加メンバーを見て納得だが、その大部分がTOTOのメンバーによるもの。
デヴィッド・ハンゲイト、ジェフ・ポーカロの黄金リズム体が6,7曲、マイク、スティーヴ・ポーカロがそれぞれ1,3曲、定番中の定番、ピアノ連打フレーズが登場するので、もしやと思ったら大当たり。
その人、デヴィッド・ペイチに至っては8曲も参加している。
スティーリー・ダンやドゥービー・ブラザーズのカバーなどが輪をかけて疑問を抱かせるがブルース・スプリングスティーンが書いた⑦FIREは全米2位に輝く大ヒットを記録する。
一方いかにもフロア受けしそうなセカンド・シングルである⑥HAPPINESSを聴いて、ようやくソウル・グループである事を思い出させてくれる。
長年、廃盤になっていたが近年になって再発されており、ソウル・ファンよりもむしろ先程述べたTOTOメンバーが全体的にかなりの割合でプレイしているので、AORファンにアピールする一枚だろう。
ただし、同じAORファンでもファンキーなソウル・テイストが入ったライト・ファンク路線を期待するのは厳禁。
76点
データ
1978年:アメリカ(Planet – P-1)
プロデューサー:リチャード・ペリー
1. Lay It On The Line
2. Dirty Work
3. Hypnotized
4. As I Come Of Age
5. Come And Get Your Love
6. Happiness
7. Fire
8. Angry Eyes
9. Echoes Of Love
10. Everybody Is A Star
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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