THE BUCKINGHAMS / TIME & CHARGES

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シカゴ出身のブラス・ロック・バンドといえば、その名の通りシカゴが有名だが、こちらも同じシカゴ出身のグループ。

純粋なソフト・ロックとは呼べないかもしれないが、楽曲の質感としては充分、このカテゴリーに入れてもファンの方は納得されるだろう。

シカゴよりもデビューは早く、1966年。

ストーリー

同郷のよしみか、地元のソングライター、ジム・ホルヴェイが書いた「Kind Of A Drag」にシカゴ、ブラッド・スウェット&ティアーズなど2大ブラス・ロック・バンドのホーン・セクションのアレンジを手掛けたジェイムス・ウィリアム・ガルシオが同じくアレンジを務め、なんと全米1位を獲得。

シカゴの1ガレージ・バンドに過ぎなかったバッキンガムスを一躍スターの仲間入りさせた。

シングルとしてリリースされた①Don’t You Careもジム・ホルヴェイが作曲。

こちらも全米6位に入るなど、ヒットを記録する。

そして何はともあれ⑤Mercy, Mercy, Mercyだ。

この曲はマイルス・デイヴィスも元にいたキャノン・ボール・アダレイが結成した自身の名を冠としたジャズ・グループ「キャノン・ボール・アダレイ」のヒット曲で、メンバーだったジョー・ザビヌルが作曲。

同タイトル『Mercy, Mercy, Mercy』はジャズの名盤としてあまりに有名。

1967年にラリー・ウィリアムスとジョニー・ワトソンにより詞を加える。

こうして出来上がったのがバッキンガムスがカバーしたMercy, Mercy, Mercyである。

アルバムの順位こそ振るわないものだったが、そうしたシングル曲の成功により、アルバムで主に作曲を担当したガルシアは冒頭でも紹介したシカゴやブラッド・スウェット&ティアーズのプロデュース、そして<ブラス・ロック>という一大ジャンルを確立させた成功へと繋がってゆく。

本作発表後もジム・ホルヴェイ作のシングル2曲「Susan」「Hey Baby」が全米11位、12位とヒットを記録して3作目のアルバム制作に取り掛かるが、プロデューサーのガルシオと仲違いしてしまう。

ガルシオとの決別と同時にバッキンガムス自体もシングルをヒットさせることが出来ずに終わってしまった。

シングルを網羅したベスト盤的な『Mercy, Mercy, Mercy』もオススメ。

83点

データ

1967年:アメリカ(Columbia ‎– CL 2669)
プロデューサー:ジェイムス・ガルシオ

1. Don’t You Care
2. Pitied Be The Dragon Hunter
3. And Our Love
4. Why Don’t You Love Me
5. You Are Gone
6. I’ll Be Back
7. Mercy, Mercy, Mercy
8. Remember
9. The Married Life
10. Foreign Policy

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