私を形成する10枚 番外編

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私を形成する10枚シリーズにはとても収まりきらず、他にも影響が大きいアルバムを掲載する。

「10枚」に括った意味が全く無くなる番外編10枚。

Contents

Deodato

『Deodato2』  1973

フュージョンの良さを詰め込んだアルバム。エレピとオルガンに気持ちの良い歪みが特徴のギター・カッティングにグルーヴィなベースとドラムが絡む。

音楽的にも楽器としても全ての要素が絶妙に溶け合う。

作曲家、編曲家、プレイヤーと、それぞれ高いレベルのパフォーマンスを聴かせてくれるミュージシャンズ・ミュージシャン。

「Skyscrapers」「Super Strut」と来て「Rhapsody In Blue」でダメ押し。

Char

『Char』 1976

古くはスタジオ・ミュージシャン、またはアイドル路線で売り出されたり、多くのギター・キッズを熱狂させた有名ギタリストであるチャーさんの1s tアルバム。

ご本人が「Charというバンド」と語っていたとおり、ギタリスト・チャーのみならず、バンド形態で聴かせるというスタンスを取ったサウンドである。

そのため、ギターは要所要所に主張するもののバンド全体としての一体感やメロディ重視、まるで洋楽かのような雰囲気を漂わせた、この時代にしては早過ぎるサウンドである。

AORが好きな私としては当時流行ったとはいえ、クロスオーヴァーした時代先取りのサウンドを耳にして「日本にもこんなことやっていた人がいたんだ」と嬉しくなってすっかりのめり込んだのを覚えている。

名曲「Smoky」も収録されているが「NAVY BLUE」や「SHININ’ YOU, SHININ’ DAY」といった曲も見逃せず、スケールの大きさは日本人離れしている印象。

BOSTON

『Boston』 1976

ボストンを初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。

それまでのハード・ロック、ヘヴィ・メタルでギター中心のサウンドをいくつも聴いてきたわけだが、それとはまた違うサウンドな上に、どちらかと言うとストラトなどの繊細でシャキッとしたサウンドが好みだった私は太いサウンドのレスポールはあまり好みではなかった。

それが、ボストンの登場で「こんなに心地良いギターサウンドがあるのか!」と目から鱗が落ちる想いだった。

ボストンの魅力全てが詰まっていると言っても過言ではない「More Than A Feeling」や 「Peace Of Mind」「Smokin’」とベスト盤にも収録される曲があることはもちろんだが、それ以上に彼等のアルバム1枚目という意味合いが大きい。

あまりのこだわり故にキャリアのわりにはアルバム数枚というハイクオリティなサウンド(それでもリリースすればバカ売れ)はぜひ体験していただきたい。

SEX PISTOLS

『The Great Rock ‘N’ Roll Swindle』 1979

ピストルズといえば、純粋なスタジオ・アルバムはたったの1枚(そしてヴォーカルのジョン・ライドンを凌ぐほど人気のカリスマ・ミュージシャン、シド・ヴィシャスは不参加)のみにも関わらず、衝撃的なパフォーマンスとヴィヴィアン・ウエストウッドの夫で彼らのマネージャーであり、パンク=ピストルズのファッションを仕掛けたマルコム・マクラーレンの戦略によって未だ根強い人気があるUKパンクのアイコン。

普通はその唯一無二の「」をチョイスするのだろうが、私としてはこのサントラ盤が最もよく聴いた。

べスト的な選曲もあるが、彼らの有名曲がいくつもヴァージョン違いとして収録されており(それどころかヴォーカルがジョン・ライドンではなくゲスト参加が多数)、曲数も多いのでボリューム的に聴きがいがある。

やっていることは極めて普通のロックン・ロールだが、何もかもがめちゃくちゃなヴォーカルのジョン・ライドンが歌い出し、時折シャウト(というより、ただ叫んでいるだけ)を混ぜながら文字通り思いの丈を吐き出すヴォーカル・スタイルがとにかくカッコ良く感じた。

ピストルズで”音楽”を語ってはいけない。パンクは魂。

その原動力は「怒り」である。形ばかりの良い子ちゃんがパンク的なサウンドを出したところで、それは決してパンクにならないのだ。

Grover Washington, Jr.

『Winelight』  1980

ジャズ、ソウル、AOR、フュージョンと様々なジャンルの”美味しい”要素をブレンドし、ファンキーなリズムと耳に心地好いサウンドでその後の「スムース・ジャズ」なるジャンルを打ち出したグローヴァー・ワシントン・ジュニアの大ヒットアルバム。

それまでインストゥルメンタルを主戦場としながらも本作からは歌モノのポップス、AOR、ソウルの名曲とされる「Just The Two Of Us」を生み出す。

サックスの色気を教えてくれたアルバム。

Claus Ogerman / Michael Brecker

『Cityscape』 1982

デオダートのようにクラシックを題材にしながらも持ち前のアレンジ力でまるで自作曲のごとく自身のアルバムに馴染ませてしまう名手もいるが、クラウス・オガーマンはアレンジャーとして名を馳せたミュージシャンである。

故にソロ・アルバムではバンド編成の楽器にオーケストレーション・アレンジ、オガーマン・サウンドを特徴付けるストリングスを加えた壮大なアレンジを施し、まるで現代版ポピュラー・クラシックとも言えるスケールの大きな楽曲が多い。

起用するミュージシャンもジャズ・フュージョン系の一流どころが多く、特に本作でも連名フィーチャーされているマイケル・ブレッカーとの相性は抜群に良い。

クラシックが堅苦しくなかなか馴染めない、敷居が高く感じられる方にもオススメしたい。

T-SQUARE

『F-1 GRAND PRIX』 1989

いつまで経っても色褪せない曲こそ名曲と呼ぶに相応しいが、フュージョンで最もよく聴いた邦楽のバンドがこのT-SQUARE。
有名過ぎるが故に色々な場面で使い倒された感のある1曲となってしまった「Truth」が未だ代表曲ではあるが、楽器のテクニックではなく歌ものバンドと同様にメロディーを第一に考えて作られた楽曲が私好みなのである。

そのメロディーをセンターに配置したサックスとリーダー安藤氏のギターをユニゾンして強調するスタイルにキーボードが絡むというのはスクェアが確立したオリジナル・サウンド。

ラテン・ビートの曲やストレートな8ビートのロックも、とにかく”歌えるメロディー”が特徴。

ヴォーカルが無くともメロディーが良質ならばノレる!!

Lenny Kravitz

『Mama Said』 1991

90年代に入ってすっかりロックがつまらない、メロディも感じられず、ただうるさくがなるだけのヴォーカル、ギターはテクニックとはかけ離れ、トーンはヒステリックに歪み過ぎる、リズム体に至っては単純そのものなどの理由からその頃の流行りのロックに食指が動かなかった。

そんな最中、突如として私の好きなソウル・ミュージックにアナログ感たっぷりのヴィンテージ・サウンドで彗星の如く現れたのが、このレニー・クラヴィッツである。

一人バンド状態でマルチに演奏をこなし(ベースやドラムなど上手くはないが、そのヨレ方がバンドっぽい)、自身のルーツであるブラック・ミュージックはもちろんビートルズをはじめとした60年代ロックを地で行くようなサウンドはクラシック・ロックファンも満足させるに充分だった。

Mr.Children

『Bolero』 1997

売れ線とか抜きにしてもブリティッシュ・ロックから影響を受けたと思われるバンドサウンドをシンプルな編成を核に据え、必要に応じて彩っていくアレンジは「J-Pop」と呼ばれる日本のポップスシーンにおいて今や王道となった中心的存在のサウンドだと思う。

ヴォーカル桜井氏が作る独特の字余り的なメロディーと詞、ヴィジュアル面から一人フィーチャーされるケースが多いが、私の印象ではあくまでも4人組のバンド。

アルバムならどれでも良いのだが、ヒット・シングル満載の本作を選んだ。

トレモロなど空間系を使ったエレキが隙間を作り、そこに乾いたアコギとストレートなベース、ドラムで支えるのはミスチルの基本サウンド。

意外にも骨太で歌良し、曲良しで売れる、というのは最高峰である。

Scoobie Do

『Miracles』 2011

色々な意味で尊敬するバンド。
辛い時やスカッとしたい時など、ネガティブな気分な時にも聴ける数少ない邦楽で、いつ聴いてもこちらの気分を上げてくれる。

アースウィンド&ファイアーと同じ理由で、彼らのことを知らなくてもライヴをご覧いただければ絶対に一緒に盛り上がれるぐらい楽しくカッコ良い究極のエンターテイナーだと思う。

ロックとソウルが程よくブレンドし、基本はバンドメンバーだけで成り立たせるサウンドは薄さを全く感じさせない。

聴いているものをハッピーにさせるサウンドとライヴはMC込みでオーディエンス巻き込み型の最高峰だ。
テレビやネット、各メディアなどに露出が高い方ではないが自信を持ってオススメ出来る最高にクールな邦楽バンド。

 

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