エリック・カルメンと言えばセリーヌ・ディオンもカバーした「All By Myself」が有名。
あまりの名曲に一発屋と勘違いされるが決してそんな事はない。
Contents
ストーリー
「Never Gonna Fall In Love Again」や映画「Footloose」のサントラに楽曲を提供したりと功績を残している。
本作は78年発表で、TOTOのメンバーやビーチ・ボーイズ一派などを招集して制作された。(参加メンバーは多すぎて書ききれないぐらいである)
その結果アルバム・タイトル曲である⑥CHANGE OF HEARTがヒット。
実はこの曲も他のアーティストに提供した曲であり、続く⑦Hey Deanieも前年度に大ヒットを記録した自作自演曲である。
時代なのか、参加メンバーに寄るのか、完全に都会派スタイリッシュなサウンドが非常に耳に付くので、
かつて所属した「ラズベリーズ」という看板は下ろせた事だろう。
アルバム全体を時代の流れに沿って手堅くまとめた感が強く、そうした狙いが功を奏した。
楽曲の長さなどもコンパクトにまとめ、エリック流のセンスが十二分に発揮されていると言っていいだろう。
そうした要因から、あっという間に聴き終わってしまう感じさえある。
記録に残るような大ヒット作こそなものの、間違いなく当時最先端のサウンドを取り入れた事によってAORファンの記憶には残る作品になった。
ヒットした⑥CHANGE OF HEARTなどは今の時代にも十分通用する。
74点
データ
1978年:アメリカ(Arista – AB 4184)
プロデューサー:エリック・カルメン
1. Desperate Fools Overture
2. Haven’t We Come A Long Way
3. End Of The World
4. Heaven Can Wait
5. Baby I Need Your Lovin’
6. Change Of Heart
7. Hey Deanie
8. Someday
9. Desperate Fools
コメント