白いミニスカートワンピースに金髪の如何にもなジャケットに即死。ビジュアルもさることながら全てのソフト・ロック・ファン、ガール・ポップ・ファンにとって最高峰の1枚。
その名の通り従姉妹4人組で結成されたザ・フォー・キング・カズンズ。
全員が血縁関係だけあってコーラス・ワークで声の混ざり具合はピッタリ。
お馴染みの「パパパパ」コーラスをフィーチャーしたバカラック・ナンバー①This Girl’s In Love With You、③Walk On Byをはじめ、ロジャー・ニコルス&スモールサークル・オブ・フレンズの大名曲⑨Love So Fineを収録。
取り上げた楽曲は、そのバート・バカラックやロジャー・ニコルスの他にビートルズ、ビーチ・ボーイズ、モンキーズ等を抑えてこの時代最強メンツによるものであるが、それをあっさりと彼女達流に軽く料理。
非常に内容の濃い11曲はアルバムのトータル・タイムが何と!28分という驚異的な短さである。
幾多の名グループ、名作を生み出したA&Mからのリリースかと思いきや、意外にもキャピトルというのも興味深い。
Contents
トップ・リコメンド
カバー曲の出来が良いので、特定の1曲を選びにくいのでやはりアルバム全体で聴くべきなのだが、注目したいのはピチカート・ファイヴが参考にしたであろうラストを飾るロジャー・ニコルス書き下ろし⑪I Fell。
なお、アルバムには未収録ながらスパイラル・ステアケース「MORE TODAY THAN YESTERDAY」トニー・ハッチ&ジャッキー・トレントの「I COULDN’T LIVE WITHOUT YOUR LOVE」、スパンキー・アワ・ギャング「LAZY DAY」などソフト・ロック・ファンは絶対無視出来ないアツいカヴァーも必聴。
93点
データ
1969年:アメリカ(Capitol Records – ST 2990)
プロデューサー:レックス・デ・アゼヴェード
1. This Girl’s In Love With You
2. It’s All In The Game
3. Walk On By
4. California Nights
5. Let’s Get Away From It All
6. I Wanna Be Free
7. Good Day Sunshine
8. God Only Knows
9. Love So Fine
10. Here, There And Everywhere
11. I Fell
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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