DAVID POMERANTZ / THE TRUTH OF US

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「AOR」というジャンルに登場する主人公=歌い手のイメージ。

とにかく”渋さ”を全面に、哀愁帯びた雰囲気を充満させて咥え煙草やサングラス、トレンチコートに俯き加減のモノクロームジャケットであったり・・・。

もしくは見るからに細身の”優男”が未練たらしく女々しい歌詞を延々と綴る・・・不思議とキャラクターに対する違和感が無く、むしろ私達日本人の心に突き刺さるような物悲しいメロディやサウンド・プロダクションを奏でる。

本日ご紹介するデヴィッド・ポメランツは完全に後者のタイプである。

自身の活動よりも他人への楽曲提供により名声を得ていく、所謂「職業作曲家」としてのポジションに収まるソングライター。

しかし、それは彼の側面に過ぎない。

確かにバリー・マニロウ(Tryin’ to Get the Feeling Againや本作にも収録されているThe Old Songs)をはじめカーペンターズやフィービ・スノウ、フレディ・マーキュリーやリッチー・サンボラ、ホリーズ、ドナ・サマーまでジャンル問わず歌われており、加えてテレビや映画、ミュージカルまで幅広く活動。

聴きどころ

では、肝心の本人作品はどうなのか。

そこは自信を持ってオススメ出来るほどの粒ぞろいの楽曲が並ぶアルバム。

なにせ生み出す曲良し、歌って良し、声良しなのだから。

先述した①The Old Songsでの表現力、ピアノで刻むビートが典型的なAORを感じさせる②Ask Me To Say, “I Do” (And I Will) 、イーグルスの「Last Resort」を思わせる③This Is What I Dreamed、内面の感情を絞り出すかのように歌う⑤The Truth Of Us、ラストを飾るに相応しい繊細なバラード⑨Cloud Of Musicなど最初から最後までバランス良く聴ける。

多くのAORファンがCD化を待ち望んでいたのも頷ける1枚である。

得意のバラードが良いのはもちろん、ダラダラと無駄に長い曲もなく女性コーラスをフィーチャーしたり、楽器の使い方も実に多彩。

繰り返すが、全ては表現力を含めたメロディをブラッシュアップするのに一役買っている。

80年代、田中康夫さん原作の『なんとなく、クリスタル』のサントラ盤にも収録されていたり、AORというジャンルすら忘れられていたのではないかという90年代末のドラマ挿入歌に突如起用されるなど、その時代を青春時代として過ごした方々にはとても懐かしく感じるかもしれない。

89点

データ

1980年:アメリカ(Pacific Records – PC 4302)

プロデューサー:ロイ・ハリー

1 The Old Songs
2 Ask Me To Say, “I Do” (And I Will)
3 This Is What I Dreamed
4 My Buddy And I
5 The Truth Of Us
6 Fat
7 Old Home Town
8 Hit That Target
9 Cloud Of Music

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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