一昨日のリー・リトナーが歌物で勝負ならば、こちらはどちらかといえばフュージョン本来の魅力であるインストで勝負する1枚。
とは言うものの、有名になった1曲は例外的に歌物であったりするサックス奏者グローヴァー・ワシントンJr。
フュージョン界80年代を代表する作品。
Contents
サウンドについて
この「如何にも」のジャケットも実に興味をそそられる。思わずジャケ買いしてもおかしくないデザインである。
ギター同様サックスという楽器もプレイヤーによって、その音色は全く違ってくる。
官能的なプレイを得意とするプレイヤー、力強くロック・テイスト溢れるプレイヤー、まるで声の如くソウルフルにプレイするプレイヤーなど様々である。
この作品におけるグローヴァーは終始一貫して滑らか。
絹のように繊細でありながらも色気のあるプレイはエレピと相俟って、ジャケット通り熟成されたワインのような味わいを届けてくれる。
軽やかでありながらも柔らかく深みのあるサウンドは何とも言えないムードを盛り上げてくれるので、完全に夜聴きたいアルバムである。
トップ・リコメンド
そんなグローヴァーの素晴らしいサックスが聴けるのは言わずもがなだが、トップ・リコメンドはビル・ウィザーズが歌う⑤Just The Two Of Us。
どこまでもムーディーで透明感のあるヴォーカル・チューンである。
エリック・ゲイル(G)、リチャード・ティー(K)、スティーヴ・ガッド(Dr)とスタッフ勢が揃っているのだが、私個人的にはベースで参加しているマーカス・ミラーが苦手。
張りたての弦のような金属的なサウンド、スラップが少し耳につく。
しかし、そんな個人的な事を覗いてもアルバム全体のクオリティーは非常に高い。
最近密かに人気を呼んでいるスムース・ジャズの先駆けになった1枚で、今日に至るその影響力は計り知れない。
96点
データ
1980年:アメリカ(Elektra – 6E-305)
プロデューサー:グローヴァー・ワシントンJr、ラルフ・マクドナルド
プロデューサー:グローヴァー・ワシントンJr、ラルフ・マクドナルド
1. Winelight
2. Let It Flow (For Dr. J)
3. In The Name Of Love
4. Take Me There
5. Just The Two Of Us
6. Make Me A Memory (Sad Samba)
2. Let It Flow (For Dr. J)
3. In The Name Of Love
4. Take Me There
5. Just The Two Of Us
6. Make Me A Memory (Sad Samba)
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