バッファロー・スプリング・フィールドからポコ、そしてロギンス&メッシーナと渡り歩いてきたジム(ここではジミー)・メッシーナのソロ1発目で79年発表。
バンド時代は、サウンドの方向性からいってもかなり泥臭い、土臭いイメージがあった。
フォークやカントリー、ブルースなどを上手くブレンドしたポップ・ロックが売りであったと思う。
そんなジムが、この作品で華麗に変身。
といっても、以前ご紹介したエイドリアン・ガーヴィッツのように”売れ線”を意識したという感じではなく、出てくるアイディアをあるがまま形にしたら、こんなのが出来ましたという感じだろうか。
だから聴いていると非常に心地良くリラックス出来ると思う。
Contents
トップ・リコメンド
中南米の香りが漂う①New and Different Wayで幕を開け、続く②Do You Want To Danceはファンキーなフュージョン。
そしてトップ・リコメンドである③Seeing Youが続く。
この曲の気持ち良さは数あるAOR名曲群の中でもトップ・クラス。
総じて、このアルバム自体トロピカル+ラテン・フレーバーが塗されているのがノリの良さに繋がっている。
そして音が尖っていないせいか”耳当たり”良い所もポイント。
カリフォルニア出身らしく、この人のギター・サウンドはパッツン・パッツンの乾いた音で、唯一クセのあるサウンドか。
爽やかさ全開の背景をバックに、ご本人は石田純一も真っ青の裸足姿。でも服装は真っ白。
夏の晴れた日、一休みでもした時に聴きたい一枚。
76点
データ
1979年:アメリカ(Columbia JC 36140)
プロデューサー:ジミー・メッシーナ
1. New And Different Way
2. Do You Want To Dance
3. Seeing You (For The First Time)
4. Free To Be Me
5. Talk To Me
6. Love Is Here
7. Waitin’ On You
8. (Is This) Lovin’ You Lady
9. The Magic Of Love
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