JORGE DALTO&SUPER FRIENDS / Rendez-Vous

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ジョージ・ベンソンの元で名を馳せたアルゼンチン出身のキーボーディスト、ホルヘ・ダルトがホットな友人達と制作した日本発の爽快フュージョン・アルバム。

Contents

参加メンバー

ジョージ・ベンソンといえば、ボズ・スキャッグスの大名盤シルク・ディグリースと対をなす76年のブリージンがフュージョンの名盤としても人気だが、そのブリージンでもホルヘ・ダルトはキーボーディストとして参加。
ホットな友人達とは、そのジョージ・ベンソン(G)の他、アンソニー・ジャクソン(B)、スティーヴ・ガッド(Dr)、デヴィッド・サンボーン(Sax)等と泣く子も黙る”超”一流のニューヨーカー達である。

聴きどころ

南米出身らしく時節ラテン・ビートをベースに鍵盤を弾くのだが、お洒落に弾かせても、かなり上手い。
と、上手い下手より何より、曲が良い。
コンポーザーとしての才能も匂わせつつ、終始自分のみが目立つと言うよりも、あくまでバンド、楽曲の一部としてしっかりとピースの中に納まっている。
デヴィッド・サンボーンやジョージ・ベンソンのプレイも生き生きとして彼等のファンも納得だろう。

 

そして百戦錬磨のリズム隊、奇才・スティーヴ・ガッドとミスター・パーフェクト、アンソニー・ジャクソンはヘヴィに極上の安定感あるボトムを提供。
特にアンソニー・ジャクソンはプレイが上手いのはもちろんだが、安定感という点では世界一かもしれない。
ラテン・ビートになるとリズム隊だけシンコペーションを多用しているのでリズムが揺れやすいのだが、その道のスペシャリストではない彼等がいとも簡単に弾きこなしている(叩きこなしている)所にはただただ脱帽である。

乾いたギターに絡むカラフルなキーボード、リズミカルな楽曲、AORでは定番・鈴木英人さんのデザインともマッチしたサマー・フュージョンの名盤ここにあり。

81点

データ

1983年:日本(Eastworld ‎– EWJ-90020)
プロデューサー:中村照夫
1. You’re Like An Angel
2. Poinciana
3. Mountain Song (Cancion De Las Montanas)
4. My Latin Brother
5. It’s Magic
6. Jamboree
7. Like A Whisper
8. Hotel Du Globe

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