以前から気になっていた1枚が2010年に突然のCD化された時は驚いたものだ。
予想通りの内容に思わず笑みがこぼれてしまう、そんな1枚。
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参加メンバー
AOR的観点から見れば、何と言ってもマーヴァ・キングが参加している事が重要である。
彼女は2017年にようやくCD化された女性アーバンAORの名盤「Feels Right」を発表した経緯がある。
そのマーヴァが全面的にヴォーカルを取っているとなれば、それだけで”買い”である。
バックのメンバーもスゴイ。
中心人物はL.A.のキーボード奏者ジョン・バーンズにサックス&フルートのジェラルド・アルブライト、もう一人のヴォーカルにビリー・グリフィン、ベースにはエリック・クラプトン・バンドやフォー・プレイでもお馴染みネイザン・イースト、ドラムは白人ながらモータウンの仕事も担っていたエド・グリーン、パーカッションにはパウリーニョ・ダ・コスタ。
ゴキゲンな①PAY ATTENTIONで幕を開け、クラブ受けする事間違い無しの③RAINBOW、⑥PLAYIN’ WITH FIREではビリー・グリフィンのファルセットが、⑦HERE TODAY, GONE TOMORROWではブラス・アレンジなどがモロにEW&Fを彷彿させ、⑧THANK YOU FOR OUR SONGでは都会派アーバン路線が爆発。
当然ながら演奏技術も申し分なく、安定感抜群のアーバン路線はファンク、ブラコン・ファンにはオススメ。
83点
データ
1981年:アメリカ(Arista – AL 9565)
プロデューサー:ジョン・バーンズ
1. Pay Attention
2. This Is When It Counts
3. Rainbow
4. Baby Not Tonight
5. Dance Spirit Dance
6. Playin’ With Fire
7. Here Today, Gone Tomorrow
8. Thank You For Our Song
9. International Jamboree
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