セルジュ・ゲンスブール・ワークスの一つとしてプロデュース業があるが、映画のサウンド・トラックが中々美味しい。
フレンチ・ポップスの歌ものアルバムではないが、モンド&ラウンジ・ファン、フュージョン・ファンにオススメしたい。
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トップ・リコメンド
日本でもドラマ主題歌となり、この作品のメインテーマである⑨Yesterday, Yes A Day。
タイトルの文字通り、セルジュ独特の言葉遊びを含ませたジェーン・バーキンが歌うヴォーカル曲。
真面目に作ればこんなに良い曲を普通に作ることが出来るセルジュの懐の深さに感服。
聴きどころ
むしろコアなファンの方にはそれ以外の楽曲①Diapositivisme、②Discophoteque、④Ketchup In The Night、⑭Passage A Tabaccoといったインスト作品を強くオススメしたい。
フェイザーがかった美しいフェンダーローズの響きにファンキーなワウとクラヴィ、ベースが刻むリズムはファンクそのものだ。
タンゴのリズムがっこいい③Mi Corasong、一転して南国のトロピカルな雰囲気漂う⑧Burnt Island、アラビアムード満載、その名の通り⑬Arabysanceなども収録。
セルジュ流ワールド・ミュージック、フレンチ・フュージョンの最高傑作。
96点
データ
1977年:フランス(Philips – 9101 144)
プロデューサー:
1. Diapositivisme
2. Discophoteque
3. Mi Corasong
4. Ketchup In The Night
5. Fish-Eye Blues
6. Teleobjectivisme
7. Putain Que Ma Joie Demeure
8. Burnt Island
9. Yesterday, Yes A Day
10. Dusty Lane
11. First Class Ticket
12. Long Focal Rock
13. Arabysance
14. Passage A Tabacco
15. Yesterday On Fender
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