スクェア=F1。
イメージそのままにF1に関連した楽曲を集めたベスト盤とも一味違う作品集。
ジャケを見てマクラーレン、ウィリアムス、ロータス、ベネトンなどの名前が思い浮かぶ方はなかなかの年齢のはず(笑)
Contents
サウンドについて
ザ・スクェアをご紹介した時には「スクェア=F1」だけでないとも述べたが、その一方でF1に関連したアルバムがこうしてある事で、両方の側面から彼等の魅力を堪能出来る。
驚くべきは、その楽曲のポップセンスとクオリティー。
個人的にT−スクェアというグループはフュージョンバンドとしては結構ロック色が色濃いと思っているのだが、それ以上に強く感じるのがメロディの力強さ。
基本的にインストなので、ギターなりサックスやEWIといった楽器がメロディを担当するわけだが、そのどれもがキャッチーの一言。
歴史に残る名曲②TRUTHだって、あのメロディ・ラインは大体の人が歌えるはず。
少なくとも、聴けば何に使われたぐらいは分かりそうな程、強烈に印象に残る。
実際に盤を見かけた方は裏を見て頂きたいのだが、メンバー全員がかなり若い。
それもそのはずで、リリースは1989年と平成で言えば元年の年。
と言う事は、これらの楽曲はその前からあるわけで、そういった楽曲が今でも普通に聴けてしまうのが凄い。
サウンド・プロダクションは”さすがに”80年代サウンド満載だが(これは当時の流行と最先端だったので仕方がない)そんな事問題にならないぐらい名曲達が惜しげもなく並べられている。
ベスト”的”内容であるので捨て曲など、あろうはずもない。
TRUTH以外も大人気曲ばかりなので「T-SQUARE」というバンドを知りたい方には自信を持ってオススメできる。
とにかくカッコよすぎ。
採点無し
データ
1989年:日本(CBS/Sony – CSCL 1009)
プロデューサー:
1. Grand Prix
2. Truth
3. Breeze And You
4. In The Grind
5. Celebration
6. Crisis
7. Prime
8. Go For It
9. El Mirage
10. Omens Of Love
コメント