グループ名のせいで史上最も過小評価されているバンド。
68年発表の2ndアルバムはジャケット(メンバーの友人が描いたものでスペルが間違っている)同様、サイケデリックな内容でソフトロックの名盤に数えられるようになった。
Contents
ストーリー
62年に結成されたゾンビーズはロッド・アージェント(K,Vo)、クリス・ホワイト(B,Vo)、コリン・ブランストーン(Vo)といったメンバーを中心として64年〜67年にデッカ・レコードに所属し、1枚のアルバムとシングル数曲をリリース。
この時代、全米トップチャートにランクインするなど実績を作っていたゾンビーズだったが、そこにはビートルズに並ぶイギリスの二大ロックバンド、ローリング・ストーンズという存在も大きかった。
彼らを売り出す動きが大きかったため、なかなかプロモーションされないという状況。
結局デッカからCBSに移籍を余儀なくされ、EMI所属外のグループとしては異例のアビーロードスタジオでのレコーディングを敢行、制作されたのが本作である。
サウンドについて
当時最新機器だったメロトロン(ビートルズの「Strawberry Fields Forever」などでお馴染みの楽器でサンプラーとキーボードを合体させたようなもの)を大々的にフィーチャーするなど、実際のセールス以上に革新的な内容だった。
もちろん、その後ろには先に挙げたビートルズ「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」やビーチボーイズ「Pet Sounds」といった影響が多分に見える。
しかし残念なことに制作時のメンバー間での軋轢が問題となり、本作がリリースされる頃にバンドは解散の道を辿っていた。
本国イギリスではそういった理由でセールスが振るわなかったため、アメリカのCBSも発売には至らず、そのまま埋もれていくかと思われたが当時CBSのプロデューサーを務めていたアル・クーパー(ex.Blood, Sweat & Tears)がイギリス滞在時に渡された音源の中から本作を発見し、進言いたことによりリリースを決定したということらしい。
皮肉なもので、冒頭に記した通り良くも悪くもインパクトのある名前のおかげで人々に認知された頃にバンド自体は無くなっているという、本当の意味でゾンビーズになってしまった。
データ
2. A Rose For Emily
3. Maybe After He’s Gone
4. Beechwood Park
5. Brief Candles
6. Hung Up On A Dream
7. Changes
8. I Want Her She Wants Me
9. This Will Be Our Year
10. Butchers Tale (Western Front 1914)
11. Friends Of Mine
12. Time Of The Season
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