個人的に思う日本を代表する最強ギタリスト・コンビ。
元パラシュートの職人・松原正樹氏と今剛氏というユニット。
ショーグンやスペクトラムのようにスタジオ・シーンでも活躍するミュージシャンが結成したバンドはいくつかあったが、パラシュートもそんなグループの1つ。
今までに参加した曲数は延べ1万曲を超えると言われるほどの”超”売れっ子ギタリストであった松原氏であるが、ご本人も語っていたように最も信頼できるギタリストがパラシュート時代からの盟友・今剛氏で、ファンにとってはこの2人が揃うというだけでも”聴きもの”であり、CDを手に取る理由の1つでもあるのだ。
Contents
サウンドについて
内容はポップスからロック、ファンクなどがありパラシュート時代よりもリラックスしてプレイしているかのような印象。
歌モノが数曲入っている事もそうだが、もはやフュージョンという枠組みを超えている。
さすが百戦錬磨の二人だけあって、相性も息もピッタリ。
お互いを立てつつも、与えられたスペースにはスルッと入り込んでくるかのようなスマートさがそれを物語っている。
また音色1つにとっても実に上品且つ聴きやすいサウンドで、特に歪みのスムーズなトーンにはウットリしてしまうし、クリーンの音色も実に煌びやか。
この辺りは素人と玄人の差である。
楽曲がそれを呼び込むのだろうが、そういった事が自然に出来てしまう経験と腕がある。
賛否両論あるようだが歌モノでは昨今のJーR&B・・・黒っぽいノリも聴かせてくれる。
普通のJポップ・チャートに入っていても、まったく違和感は感じないだろうし、そればかりか楽曲そのものが良い!
ヴォーカルを務めたのはブレッド&バターの岩沢幸矢氏の愛娘であるAisaさん。
彼女の自作曲とパフォーマンスには驚いたし、もっと聴きたくなってしまった。
普通にこのメンバーで、彼女のアルバムをそのまま作って欲しかったぐらいだ。
その他の参加メンバーは、村上“ポンタ”秀一、島村英二、奥田やすひろ(Dr)、岡沢章、高水健司、松原秀樹(B)、三沢またろう(per)、安田裕美(G)、L-tone永田、南部昌江(k)。
こんなに素晴らしいメンバーが集まった作品を聴けるなんて感激の一言。
面白い所では2時間ドラマなどにも出演する歌舞伎俳優の中村梅雀氏がベーシストとして参加している点。(彼は知る人ぞ知るベース・マニアでもあり、プロ顔負けの腕の持ち主)
85点
データ
2003年:日本(VICL-69096)
プロデューサー:松原正樹
1. In Sec.
2. Eye Shot
3. Midnight Drivin’
4. PIXIE DUST
5. Bystander
6. River Age
7. Sand Storm
8. SOYOGI
9. Take It Easy
10. Eden
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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