FREDERIKSEN-DENANDER / Baptism By Fire

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昔の血が騒ぐのか、無性にハードエッジなギター・サウンドを身体が欲する時がある。

しかし、ハード・ロックを聴くのはちょっとクドい。

そんな時に良い塩梅で馴染めそうなのがこちら。

ストーリー

ご存知、TOTOの2代目シンガーであり、その前はトリリオン、ル・ルー、TOTO脱退後はソロにメッカと、いずれもハード系ポップロック色に変えてしまう声の持ち主であるファーギー・フレデリクセンと今やすっかり北欧メロディアス・ハード・ポップスの仕掛け人と化したTOTOフリークでもあるトミー・デナンダーによるユニット。

ファーギーがTOTOの「アイソレーション」で聴かせてくれたパフォーマンスやその前のバンドからしても、この手のサウンドにバッチリなのは予想通り。

残念ながら2014年に亡くなったファーギーだが、この頃は以前と変わらない高音の伸びが素晴らしいハイトーン・ヴォイスも健在。

一方のトミー・デナンダーは超豪華過ぎる参加メンバーの名前で話題を呼んだレディオアクティヴをメイン・プロジェクトとして様々なバンドに関わる。

スティーヴ・ルカサーからの影響が最も強いのは周知の事実だが、どうも彼の創り出すサウンドというのは一般的なAORファンが想像する(つまりセッション・プレイヤーとしての)ルークというよりもTOTOの・・・・それもハードな部分限定のルークのテイストが強いようだ。

そういう意味ではTOTOの3rdアルバム「ターン・バック」よりもヘヴィな路線であった「キングダム・オブ・デザイア」よりもハードだったアイソレーション時代のヴォーカル、ファーギーと組んだ事は頷ける。

ハード・ロックファンには「パンチが足らない」と言われポップス/

ファンからは「ハード過ぎる」と敬遠されて微妙な立ち位置になりがちな所謂「産業ロック」路線と言うのが一番しっくり来るだろう。

まあボストンやジャーニーより、もう少しハードだと思うが。

ただこの辺りのサウンドまで「AOR」というカテゴリーに入れられる傾向にあるが(参加メンバーが共通しているせいか)断じてこれはAORではない。

ウエスト・コーストの匂いを感じるわけではないので当然ロマンティック・ハードネスとも呼べない。

「細かいジャンルなんて気にしない」という人には関係ないだろうが、それでも「このバンドはどんなサウンドなんだろう?」と思う人には、おおまかにでも「こんな感じ」と説明しなければ伝わらない。

それでも「曲が良ければ何でもいい」と言われてしまえば話は終わってしまうが、単純にファーギーの声が好きで、少しぐらいサウンドがハードでも聴けるとい方にはオススメできる。

まぁトップ・リコメンドとなるような曲はこれと言って見当たらないが・・・

62点 

データ

2007年:イタリア(Frontiers Records ‎– FR CD 335)

プロデューサー:トミー・デナンダー
1. Let Him Go
2. Right Heart, Wrong Time
3. Silver Lining
4. Crossing Over
5. Written In Stone
6. My Saving Grace
7. Baptism By Fire
8. Can’t Get Enough
9. Never Try To Love Again
10. Dead End
11. Keep A Light On
12. Left With Nothing

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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