THE ROYAL SCAM / STEELY DAN

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しばらく間が空いてしまったが、今年も終わろうとしているので、少し更新。
作品・サウンドのクオリティ、アーティストとしての認知度、人気などなど全てを兼ね備えた数少ない尊敬出来るグループのスティーリー・ダン。

彼らの最高傑作を次作『Aja』もしくはその次の『Gaucho』を挙げられる事も多いが、実はトータル的にバランス感覚に優れた作品であるのではないかと思っている。

本作よりドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーという、パーマネントなメンバーは2人になったが、却ってそれが2人の織りなす世界観、つまりその他のミュージシャンはスタジオ系の”職人”を起用する事により明確になっている。

そういう意味でも次作に繋がる布石を打っている。

基本的に彼らのやろうとしていた事は「ブルーズの再構築」だったりするのだが、本作ではリズム体にドラムスのリック・マロッタとバーナード・パーディ、ベースはチャック・レイニーが参加した事によりバネの利いた黒いリズムが粘っこく表現されているのがよく分かる。

トップ・リコメンド

まずはトップ・リコメンドでもある①Kid Charlemagneを聴いてみて欲しい。
お馴染みチャックのプクプクとしたサウンドに十八番ダブル・ストップ、そしてグルーヴするルート+5度の音を多用したリズム。(彼は教則ビデオの中でも「ポップスの基本」としてオクターヴ上のルートと5度の選び方を解説していた)
弾いた本人もご満悦というラリー・カールトンのソロ。

このラリー・カールトンも本作以降のキー・プレイヤーである事を証明するかのような存在感を既に発揮している。
なんでも、チャックやラリーの話によるとフェイゲン&ベッカーの2人はデモの段階では作り込んだもの用意せず、かなりの部分(細かいコード・アレンジなど)をスタジオ・ミュージシャンに任せていたようだ。
その中心となっていたのがラリー・カールトンで、彼がコード譜を作りながらフェイゲン&ベッカーとミュージシャンのまとめ役だったようだ。
その為か、ソロ以外でのカウンターメロディの入れ方などはギターをフィーチャーした曲が多く、印象的。

⑤The Fezで聴かせる印象的且つ独創的なピアノ・リフ、一瞬①Kid Charlemagneかと思わせるイントロから、やっぱり”黒い”リズムがファンキーな⑥Green Earrings、続くレゲエ風なHaitian DivorceなどSDらしい一捻り効いた楽曲が並ぶ。

本当は英語が分かり、アメリカ独特の文化を理解していると理解する事の出来るシニカルな歌詞も彼らの特徴である。
派手さはないが渋さが光る本作に面白味を感じるファンも多い。
『Aja』『Gaucho』だけでなく、必聴の1枚である。

89点

データ

1976年:アメリカ(ABC Records ‎– ABCD-931)

プロデューサー:ゲイリー・カッツ

1. Kid Charlemagne
2. The Caves Of Altamira
3. Don’t Take Me Alive
4. Sign In Stranger
5. The Fez
6. Green Earrings
7. Haitian Divorce
8. Everything You Did
9. The Royal Scam

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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