THE PEPERMINT RAINBOW / WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY

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ソフト・ロックというジャンルは優れたメロディーはもちろん、よく”ドリーミー”と形容されるようなハーモニー(主にコーラス・ワーク)が流麗で、時にはメロディーや楽器よりも前面に押し出されるぐらい重要視されるのが特徴であると思う。

そんな中でも、そのハーモニーをより重視するグループはサウンドの幅や拡がりを持たす為に男女混声グループになっている事が多い。

これは他のジャンルではあまり見られない特徴のように思える。

ストーリー

今日ご紹介するペパーミント・レインボウは1968年に結成された男性3名、女性2名のグループ。

1番の出世頭であるママス&パパスはもちろん、エイス・デイやエタニティーズ・チルドレン、ソルト・ウォーター・タフィーなど数々の男女混声ソフト・ロック・グループと並べても決して遜色はない。

そのママス&パパスにかなり影響を受けているようで実際に彼らのステージにキャス・エリオットが飛び入りで参加したこともあるという。

そのキャスとの交流がきっかけとなり、デッカとの契約。

ここで登場するのがポール・レカというプロデューサー。

この人は甘過ぎるほどのキャッチーなメロディーやラインを書かせたらピカ1の能力があり、所謂”バブルガム・ポップ”の作品が多い。

本国アメリカでは決して良い意味で使われる事がない言葉のようであるが、個人的には大好きで楽曲を評するのにこれ以上ない最上級の褒め言葉であると思っている。

上質でキャッチーなメロディーというのは誰にでも書けるものでなく、優れたクリエイターのみが備える能力である。

決して子供騙しなどではなく、シンプルでありながらも計算され尽くされた内容である。

トップ・リコメンド

アメリカ方式で冒頭に聴かせたい楽曲を配置しているので①Will You Be Staying After Sundayが何と言っても白眉。

この胸がすくような開放感といコーラス・ワークの壮大さは「ソフト・ロック」というジャンルの魅力を存分に表わしていて、こういった楽曲が好みの方には是非とも他のグループ含め、掘り下げて聴いて頂きたい。

トピックとしては⑨Green Tambourineは全米チャート1位を獲得したバブルガム・ポップの申し子的グループ、レモン・パイパーズのカバーを収録。

ただ、オケがレモン・パイパーズそのままを使用しているようで、若干の手抜き感が・・・。

強いて言えば、シングルのニール・セダカ作Jamais、Good Morning Means Goodbyeが本盤にも収録されていたらパーフェクトだった(ボーナス・トラック扱いで収録)。

グループ自体は有名ではないが、ジャケットのダサさ(中身を開けるともっとダサいメンバーのイラストが)は差し引いても全曲捨て曲なしのオススメ盤。

91点

データ

1969年:アメリカ(Decca ‎– DL 75129)
プロデューサー:ポール・レカ

1. Will You Be Staying After Sunday
2. Pink Lemonade
3. And I’ll Be There
4. Run Like The Devil
5. Jamais
6. Don’t Wake Me Up In The Morning, Michael
7. Walking In Different Circles
8. Sierra (Chasin’ My Dream)
9. Green Tambourine
10. Rosemary
11. I Found Out I Was A Woman

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