AORファンの間で長年再CD化が望まれていた作品の1つ。
ピーター・セテラ、リンダ・ロンシュタット、メリサ・マンチェスター、デニース・ウィリアムス、オリビア・ニュートン・ジョン他、多くのシンガーに作品を提供したシンガー・ソング・ライターがアリスタに移籍し3作品目。
オリジナル・ジャケット差し替えの作品だが、個人的には差し替える前の方が圧倒的に好みだ。
ハットに加えたタバコ、やっぱりAORのシンガーには欠かせない髭面。
渋さが前面に出ていて佇まいも実にクール。
シンシア・ワイル、エリック・カズ、ディーン・ピッチフォード、ジョン・ファーラーらと共作し、並べた曲数は10曲。
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トップ・リコメンド
アルバム・タイトル曲である冒頭①Hungry Nightsで異論は無いだろう。
2拍目裏を強調したリズムとシンセ・ベースは80年代という時代を感じるが、その辺りが最もピークであったAORでは多用された手法。
ある意味安心のAOR印とも言えるアプローチだ。
この辺りは④Soonや⑨Our Songにも通じるコーラス部分でのキャッチーなメロディーが印象的。
ラストを飾る⑩Time Of Our Livesもぜひ聴いていただきたい楽曲。
エレピとシンセを巧みに使い、そこにストリングスが絡んでくるというメロウ・ファンには堪らないバラードに仕上がっている。
参加メンバー
プロデューサーにギタリストのディーン・パークスを迎え、ジェフ・ポーカロ、エド・グリーン(Dr)、リー・スクラー、エイブラハム・ラボリエル(B)トム・ケリー、リチャード・ペイジ(BGV)レニー・カストロ(Per)、ハドリー・ホッケンスミスがベースを弾いているのは珍しい。
80点
データ
1982年:アメリカ(Arista – AL 9600)
プロデューサー:ディーン・パークス
1. Hungry Nights
2. I Think I Know Too Much
3 Love Hangs By A Threat
4. Soon
5. Somewhere Down The Road
6. Straight For The Heart
7. Don’t Call It Love
8. I Almost Let You Go
9. Our Song
10. Time Of Our Lives
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