TOTO / TOTO IV

スポンサーリンク
Sagaworld Remaster CD Review
スポンサーリンク

気付いたら、このHPでご紹介した音源は250枚を超えていた。
今後は既出アーティストでもランダムに2巡3巡していく予定。あくまでも予定。
というわけで、早速一番好きなAOR系ロックバンド、TOTOのビッグ・セールスを記録したアルバムから。

82年発表の本作は彼等にとって4thアルバムであり、グラミー賞6部門を受賞したAOR界にとっても金字塔的アルバムである。

 

今更説明不要の名曲達がズラリとひしめき合う内容は圧巻の一言。
思えば「TOTO」でデビュー後、2nd、3rdと常に実験と変化してきたTOTO。
前作「Turn back」ではスティーヴ・ルカサーを前面に出し、これまでよりさらにロック色を強めた内容でセールス的に苦戦を強いられた後だけにメンバー自身も、この成果には驚いたという。

Contents

サウンドについて

今や80年代を代表する①Rosanna(全米2位)、③I Won’t Hold You Back(全米10位)、⑩Africa(全米1位)と実に3曲もの名曲を生み出した。
TOTOといえば真っ先にこれらの曲を思い浮かべる方が大半ではないだろうか。
加えて、その独特のリズムからロザーナなどは未だに若いドラマー達の課題曲として取り上げられるなど、演奏面での成熟さという点でも見逃せない。

 

ただ、このアルバムを境にバンドの環境面が大きく変化する。
1つはメイン・ヴォーカリストであるボビー・キンボールが脱退。
最年長でバンドの華である立場ながら元々1歩も2歩も後ろにいる様な極めて珍しい存在(ルーク、ペイチ、ジェフといった面々が一緒なのだから、ある意味仕方ない)だったボビー。
先述した3曲も全て他のメンバーがメイン・ヴォーカルを取っていた事も少なからず関係しているのは明白。

 

2つめはベースのデヴィッド・ハンゲイトも脱退。
TOTOでは(自身のメイン・バンドでありながら)堅実なプレイに終始したハンゲイトだが、黒人顔負けのファンキーなプレイが無くなってしまったのは、なかなか気付かれない部分であるが実に惜しい。

そして前作より進められたロック路線をベースに今度はルークではなく、ペイチとスティーブ・ポーカロのシンセをメインに据え、煌びやかな曲が目立つ様になる。

 

ハンゲイトの脱退だけでなく、この頃になるとブラック・ミュージック的要素が薄れてきた事もあり「AOR」とは呼びにくい内容になっているのも確か。
故に「AORの名盤」というよりは「80年代の名盤」として取り上げられる事が多い作品である。

86点

 

データ

1982年:アメリカ(Columbia ‎– FC 37728)

プロデューサー:トト

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

ナイフラOfficial HP

ザ・ナイトフライヤー公式web
60's&70'sポップスバンド「ナイフラ」公式ポータルサイト!最新情報、音源販売はこちら

ナイフラOfficial YouTubeチャンネル「ナイフラチャンネル」

ナイフラチャンネル
THE NIGHT FLYER(ザ・ナイトフライヤー略してナイフラ)の公式チャンネルです。 楽曲のMVをはじめ、ゆる〜いテンションのナイフラ放送部やライヴ動画を随時アップしていきます!!

ナイフラOfficial twitter  https://twitter.com/the_night_flyer

ナイフラOfficial Blog  http://ameblo.jp/thenightflyer/

ナイフラOfficial Instagram  https://www.instagram.com/the_night_flyer_60s/ 

毎回ナイフラの最新情報が届くメルマガ登録、ライブチケット予約、お問い合わせ、メンバーへの質問コーナー「ナイフラQ」もこちらへ↓

ザ・ナイトフライヤー公式web
60's&70'sポップスバンド「ナイフラ」公式ポータルサイト!最新情報、音源販売はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました