今時CDというフィジカルを購入している人が一体どれだけいるのだろうか。
配信でも購入する時に参考にしていただきたい事を少々。
ジャケットや特殊ケースなど、すべて含めて1つの作品だから配信ではなく物を手に取っていただきたいのだが・・・
まず最初に私がよく聞かれる事をQ&A方式で挙げておきたい。
Contents
音源の見つけ方
Q1.どこで新しい盤を見つけるのですか?
A1-1.ネットの情報、店頭にひたすら通いましょう。
聞くまでもなく自分で調べたいという方は好きなグループやジャンルが決まっている場合、ネット検索が最も早いです。
逆にそんなに固まっていない場合は検索もどう検索したら良いか、どれが好きかなど考えると膨大な時間がかかり遠回りになりますので、YouTubeや無料配信サイトで聴いてみましょう。
店頭に行ってヒラ積みしている、ポスターが貼ってあるなど、イチオシを見つけるのも手ですが、視野が狭くなりがち、偏りがちです。
A1-2.スタッフレビューを読みましょう。
老舗ではスタッフ(店長)さんの膨大な知識を信頼してオススメを聞いてみるのが早いです。
今売れているもの、スタッフさんの趣味でマニアックなものなど店により”色”は異なりますが、作品のレビューを一口メモの様に書いてあるところもありますので、そういったものを読んだり、無ければAmazonやショップのサイトで他の人のレビューを読みましょう。
人によって基準がバラバラなので評価を表す星の数を参考にせず、批判も含めて書いている内容を重視しましょう。
Q2.新しいジャンルを開拓したいけど、何から聴いてイイか分かりません。
簡単です。
A2.自分の好きなミュージシャンが影響または好きなミュージシャンを聴くことから始めましょう。
ここで注意して欲しいのは1回聴いて「ピンと来ないから聴かない」ということで見切りをつけるのでははなく、”ながら聴き”でも良いので必ず何回か聴いてみましょう。
自分の好きなミュージシャンやグループが、それらの音楽を聴いて今のサウンドが出来たんだということが分かれば段々と好きになったりしていきますし、1回だけだと今まで聴いていなかったジャンルの場合、冷静な判断がくだせなかったりします。
数年後、偶然でも再び耳にすることがあればいいですが、もう2度と聴かないかも知れない。
そのまま記憶から抹消してしまうと自分の中から呼び戻すことは極めて難しくなります。
そうなった場合、
一期一会、出会いの要素というのもありますし、捨てるのは簡単なので、まずは何度か聴いてみることで、なるべくそういったリスクが減らせると思います。
Q3.安い洋盤とボーナス・トラックが入っている邦盤、どちらを買えばいいですか。
A3.予算に合わせて、なるべく多く聴いて欲しいですが、可能ならば(リリースされているのであれば)邦盤が良いと思います。
そこには何物にも代え難い”オマケ”が付いている場合もほとんどですからね。
詳しくは次の項で。
日本盤購入の勧め
雑誌のインタビューと合わせて、CDのライナー・ノーツをくまなく読みましょう。
そこにはその作品に対する情報が「日本語」で書いてあります。
時には未公開フォトなどのブックレットが付いていることもあります(実はこれも重要な資料となる事があります)。
新しいジャンルの開拓の仕方。
日本盤を勧める理由に評論家やミュージシャンによる詳細な解説があります。
そうすると音楽と共に、よく出てくるミュージシャン名やグループ名が覚えられます。
そして、そこからまた新しく他の音源を聴いてみます。
そうこうしているうちに、共通のミュージシャンが参加している事に気付けたり、同世代で他に似たような曲や音を出しているグループはいないかなど探していきます。
それが結果的に「新しいジャンルが好きになる」ということに必ず繋がっていきます。
また、高い盤をわざわざ購入する以上、大体は付加価値としてボーナス・トラックが入っています。
そこには基本的に「アルバムに入れるまでもない楽曲」なのですが、中には隠れた名曲や漏れてしまったシングル有名曲、アルバム収録曲をそっくりそのまま「モノ」と「ステレオ」に分けて収録されていることなどもあり、お得感がある様に作られているケースがほとんどです。
解説については「いつ書かれたものか」に注目!
ライナーノーツの締めくくりとして、大体「〇〇年〇〇月 名前」のように書いてあるケースがほとんどです。
その情報がいつ書かれたものかに着目してみると、最近ではかなり少ないですがリイシュー盤の場合、古い情報(レコード時代や初CD化された80年代など)をそっくりそのまま掲載している事もあります。
情報は生き物ですから、それらを踏まえた上で自分の中に取り込みましょう。
※注意点
解説をされている方の多くは情報の時系列含め、よく調べて書いていらっしゃる方がほとんどですが、いい加減なライターの場合は明らかに情報に誤りがあるにも関わらず、そのまま掲載されている場合もありますので、プロフェッショナルなライターでない解説は内容を全て鵜呑みにしない冷静さも必要です。
情報を逐一仕入れる重要性
今現在LPのみしかなく、未だにCD化されていない音源も多数あります。
多くの場合、権利絡み(そのアーティスト本人ではなく管理する会社が倒産している、または権利が不明、もしくは様々な理由でリリース拒否など)でCD化されていないので、気長に待ちましょう。
「日本では売れない」と判断されたものは洋盤でしかリリースされていないこともあります。
その場合は洋盤を購入するしかないのですが、いつ何時CD化、もしくは邦盤リリースされるかは分かりません。
上記で挙げた版権がクリアしたら突如としてリリースされる場合もありますので、この様な盤の目星をつけた場合は必ずネット、店頭でCD化されているかどうかをこまめにチェックしましょう。
「気づいたら限定再生産していたのに既に売り切れている」など買い逃しを防ぐためにも、この「こまめに」というのが重要です。
某サイトでプレミア価格で出品されているのは、まだ良い方かも知れません。
物自体が無くなり、アテのない次の再リリースまで待たなければいけないのですから。
そうなれば実際に手にするのが何年後は分かりません。
リイシュー盤を買い逃すな!
今現在リリースされているものやリイシュー(再発)盤はいつまでも店頭にあるとは限りません。
根本的にフィジカルが売れないのですから、1つのタイトルでバック・オーダーを取るのはこの先、難しくなる一方です。
基本的にずっと店頭であるわけではないのと、始めから「初回限定生産」や「初回限定プレス」の様な文言がある場合は初回ロッドが捌けたら再プレスをしないのが前提となっています。
気になる盤は「手に取ったその時」が買い時です。
なので、声を大にして言いたい。
買わない後悔より、買う後悔ですよ!
後悔するなら買ってから悔やめばいいのですが、買わない後悔はモノが手元にないので、悔やんでも悔やみきれません。
ちなみに私は買い逃した!と思う回数はかなり少ないですが、翌日に行ったらもう無かった、ひどいと「ついさっき売れちゃった」みたいな理由で買い逃したことは数回あります。
長くなりましたので、続きはまた次回という事で。
次はよくあるリミックスとリマスターなど「盤のバージョン違い」についてです。
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