じゃろう、じゃろう、アル・ジャロウ。
驚異のパーカッション・ヴォイスの持ち主であり、ジャズ・ヴォーカリストとして輝かしい実績を持ちながらも、この時期からはポップス・フィールドにシフト・チェンジ。
それこれもやはりプロデュースを務めたジェイ・グレイドンという参謀を迎え入れたからに他ならない。
厳密に言えば、前作でジェイとの初顔合わせとなっているのだが、やはり初めての作品という事で少々ぎこちなさが感じて取れる。
そしてお互いの信頼度が増した所で発表したのが本作である。
いかにもジェイ作らしい①Closer To Your Love、ポップス・フィールドにおいては初のヒット作になった③We’re In This Love、同じくチャート・イン入りを果たした⑥Breakin’ Away、⑨Teach Me Tonghit、必殺パーカッション・ヴォイスを詰め込んだ④Easyなど全体を通じてジェイ・グレイドンとの相性の良さが窺える。
Contents
参加メンバー
参加メンバーはスティーヴ・ルカサー、ディーン・パークス(G)、デヴィッド・フォスター、ジョージ・デューク、マイケル・オマーティアン、マイケル・ボディッカー(K)、エイブラハム・ラボリエル、ニール・ステューベンハウス(B)、スティーブ・ガッド、ジェフ・ポーカロ(Dr)、トム・スコット(Sax)、ジェリー・ヘイ(Tr)、リチャード・ペイジ、スティーブ・ジョージ、ビル・チャンプリン(BGV)などパーフェクトな布陣。
両手ポケットに突っ込み、ピンクとホワイトな服装で爽やかな笑顔を振りまけるのは彼と石田純一ぐらいだろう。
きっと靴下も履いていないに違いない。
83点
データ
1981年:アメリカ(Warner Bros. Records – BSK 3576)
プロデューサー:ジェイ・グレイドン
1. Closer To Your Love
2. My Old Friend
3. We’re In This Love Together
4. Easy
5. Our Love
6. Breakin’ Away
7. Roof Garden
8. (Round, Round, Round) Blue Rondo A La Turk
9. Teach Me Tonight
コメント