組み合わせからしてヒットを予感させる、これぞ真のアダルト・コンテポラリー。
お子様厳禁の魅惑の世界へようこそ。
Contents
サウンドについて
本作は80年のリリースだが、「サタデー・ナイト・フィーバー」でお馴染み、すっかりシフトチェンジを果たしたビージーズのバリー・ギブが全面的にバックアップ。
一方のバーブラ・ストライサンド(バーバラではない)はMOR的要素を持ったポップスシンガーである。
アクが強い声、ヴォーカルスタイルではないが、声に艶もあって力強さも併せ持つ。
アルバムはタイトル曲①Guiltyから幕を開け、バリーとの甘いデュエットで極上のポップスを聴かせてくれる。
ジャケットの甘いデザインで敬遠してしまった方は大損である。
これほどまでにコンセプトと合致したAORサウンドを聴かせてくれればファンも納得だろう。
全米1位を獲得したWoman In Loveなどを含め、なんと3曲ものトップ10入りを果たし、グラミー賞では最優秀ポップ・デュオを受賞、さらに2000万を超える売り上げと、当時のビージーズの勢いも相俟って大ヒットアルバムとなった。
現在はシンガーとして、女優として所謂大御所になったバーブラだが、一方のバリーはこれを機にプロデュース業にも関わるようになる。
バックにはスタッフのメンバーが参加。
2人とも純粋なAOR系アーティストではないが、この世界観とサウンドは一聴の価値あり。
なお、バーブラにはTOTOの黄金リズム体、ジェフ&ハンゲイトにトム・スコット、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサーなどが参加した作品もある。
25年経過した05年に再び同じコンセプト(しかも当時の再現をした同じポーズを取る2人のジャケット)で共演。
さすがにナイス・ミドル、ナイス・ミディになっておりました。
87点
データ
1980年:アメリカ(Columbia – FC 36750)
プロデューサー:バリー・ギブ、アルビー・ガルテン、カール・リチャードソン
1. Guilty
2. Woman In Love
3. Run Wild
4. Promises
5. The Love Inside
6. What Kind Of Fool
7. Life Story
8. Never Give Up
9. Make It Like A Memory
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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