RICHARD STEPP / Holiday In Hollywood

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夏と言えばプールの季節。
プールサイドに佇むシルエットに哀愁を感じてしまうリチャード・ステップの79年作品。

意味深なジャケット・デザインに何とも言えない男の孤独さが滲み出ているようで(もちろん彼の私生活は知らないが)、そんなストーリー性がAORを感じる所でもある。
実を言えば、この作品を手にしたのは大好きなベーシスト、デヴィッド・ハンゲイトが参加しているからだった。
正直言ってハンゲイトが参加していれば作品の採点が多少甘くなるサガワだが、このアルバムは彼が参加していない、その他の曲もなかなか聴き応えがある。

先程も触れたジャケットと中身の重要性というのはAORを語る上で、散々口にしているので説明不要・・・やはりというか、その2つは関連付けて考えられる事が他のジャンルに比べると多いと思う。
ジャケットも含めて「AOR」というジャンル名の別解釈「アルバム・オリエンテッド・ロック」としての意味も成り立つのだろう。

デザイン1つにしても作品をトータル的に考える、このあたりはコンセプト・アルバムやプログレッシヴ・ロックにも通じる所である。(現にアメリカなどではイエスを始めとしたプログレ勢を、このアルバム・オリエンテッド・ロックの代表として指すようである)

聴きどころ

人力ディスコ・チューンの①We Got TonightやAORマナーを抑えた③There’s Always Anothr Day、アルバート・ハモンド風の④Hold On、ソウル仕立ての⑥When We Meet Again、タイトル通りファンキーな⑧Get Funkyなど、作風は結構バラエティに富んでいる。
トップ・リコメンドはラストに収録された⑨Caught In A Whirlwind。
4つ打ちのキックに16刻みのハイハット、ファンキーなベースに流麗なストリングスやお洒落なサックスの絡みが気持ちいい。

ただ、1つアナログ起こし・・・ノイズが目立つ音質だけは勘弁して欲しかった。
せっかくのリイシュー、愛情を持って制作して頂きたいものである。

73点

データ

1979年:アメリカ(Infinity Records ‎– INF 9012)
プロデューサー:アンディ・ディ・マルティノ

1. We Got Tonight
2. There’s Always Another Day
3. Holiday In Hollywood
4. Hold On
5. Feel The Inspiration
6. When We Meet Again
7. If I Could Write A Song
8. Get Funky
9. Caught In A Whirlwind

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