幼少の時よりピアノを学び、アンドレ・クラウチ等の影響を受けたCCM界きってのブラコン・シンガーとして、知る人ぞ知るボブ・ベイリーの2nd。
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参加メンバー
デヴィッド・ディッグス(K)が総指揮を執り、ラリー・ウィリアムス、ジェイ・ワインディング(K)、ポール・ジャクソンJr.(G)、エド・グリーン(Dr)を始め、リチャード・ペイジ&スティーヴ・ジョージのペイジズの二人や、HEATのトム・サヴィアーノ(Sax)、タマラ、ビル・チャンプリン夫妻といった主役を務めてもおかしくないようなミュージシャンがバックアップ。
時には甘く、時には熱く歌い上げるスタイルはCCM、AORといった枠組みを取っ払うコンテポラリー・ミュージックとしては極めてハイ・レベル。
サウンドについて
メッセージ色の強い歌詞と共に強烈なインパクトだ。
84年のグラミー賞には「Best Gospel Perfomance」にもノミネートされるなど、ボブ・ベイリーの存在は広く知れ渡るようになった。
耽美なストリングスが美しいバラード、切れ味鋭いホーン・セクションが炸裂する楽曲など、AORファンも納得のサウンドばかりが揃う。
あっちも「ジーザス!」こっちも「ジーザス!」とにかく「ジーザス!」と連呼する歌詞はともかく(笑)サウンド全体としては非常に聴きやすくまとまっている。
確かにAOR的ブラック・コンテポラリーな世界。
81点
データ
1983年:アメリカ(Light Records – LS – 5827)
プロデューサー:デヴィッド・ディッグス
1. I Want Jesus
2. Use Me
3. Rainy Day Christian
4. Ebenezer
5. I’m Walkin’
6. I Can Do All Things
7. Since I Met Jesus
8. Stand
9. Now I Have A Song To Sing
10. Poem
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